連続テレビ小説「べっぴんさん」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)第22週「母の背中」第126回 3月3日(金)放送より。 
脚本:渡辺千穂 演出:梛川善郎


126話はこんな話


キアリスの面々の前で、健太郎(古川雄輝)は「さくらさんと結婚させて下さい」と衝撃発言をする。

ワクワクした


「ぼくも想像した。
2人のことを・・・ワクワクした」(健太郎)

126回は、ワクワクとかニギニギとかオノマトペ多用回だった。
さくらがキアリスの基本は「ワクワク」と「想像力」ではないかと発見し、
商品審議会に「ワクワク」をテーマにした企画を提案し、健太郎もそれに触発されてしまった形。
「べっぴんさん」のひとたちは、みなさん、衝動的だなあ。

で、「あるよ」(龍一が言ったのは受けた)の喫茶店でみんなが集まってる時に、突然「さくらさんと結婚させて下さい」。
なんで、みんながいるところで。まずは、すみれと紀夫にだけでも良いのではー。
まあ、キアリスファミリーだからいいのか。

呆然とするすみれに、電車のガタンゴトンガタンゴトンって音が重なって・・・ひと波乱ありそう。

涙色じゃない色


さくらが涙色について相談にくると、
「あのときは涙色と言ったがデザインが変われば・・・」と言い出すすみれ。
周囲を振り回すアーティスト気質である。
夢中で色を塗っている頬には絵の具がついていて、でもそれを気にする様子もない。
すみれってこんなふうに顔に絵の具つけるようなキャラだったっけか? おばちゃんになってますます脇目を振らない度が上がったということだろうか。
何か思いついたら、母親を部屋から追い出しちゃうさくらはやはりすみれ譲り。

第二の人生


「人生においてやりがいをみつけることは 幸せな日々を過ごすことにつながります」
というはな(菅野美穂)の語りに、ひとりでリビングにいるゆり(蓮佛美沙子)が映るのが意味深。
彼女はこの間もひとりで映っていた。家族仲がいいのだろうが、子育てが一段落して、語りが言うところの
「やりがい」の容れ物が空いてしまっているように見える。
折しも、40年つとめあげた社員・長谷川の定年祝いが行われ、優秀だったゆりだから、職場復帰したらいいんじゃないかと言われる。
これからは、さくらの結婚問題と並んで、子育てが済んだあとの女の第二の人生もゆりを通して描かれそうだ。
20年ブランクがあっても大丈夫と、そんな女性たちへのエールになるのか。
(木俣冬)