20〜30代の独身女性の彼氏がいない確率が50%を超える今。いつの間にやら少数派になった彼氏持ちの女性の中には、彼氏はいるもののセカンドポジションのまま、いつまでたってもファースト(本命)になれない女性たちがいる。彼女たちが本命になれない原因は何なのでしょうか……。彼女たちの過去の恋愛から、その原因を探っていきます。

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今回お話を伺ったのは、都内で編集者として働いている坂口貴美子さん(仮名・31歳)。黒く日焼けした健康的な肌に、ぽっちゃりとした体型はコンプレックスなのか、ややサイズの大きな服を好んで着ている印象です。目鼻立ちはハッキリとしているので、爐っと痩せればかわいい瓮織ぅ廚世隼廚い泙后ほんの数年前まで痩せていたという、綺麗だったであろう彼女のセカンド気質はどこにあるのか――。生い立ちや、学生時代の恋愛から話を伺っていきます。

「出身は東京の都内で、母親と、1歳下と10歳下に2人の弟、5歳下の妹と5人家族です。母は妹が生まれた直後に離婚して、その後すぐに再婚。しかし私が高校生の時にまた離婚をしました。一番下の弟とは父親が違います。複雑な家庭環境でみんなからよく心配されていましたが、家族仲は良くて、2人目の父が事業をやっているような裕福な人だったので、2回目の離婚は父の浮気だったこともあり慰謝料で普通の生活はできていましたね。とにかく母がしっかりしていないタイプなので、兄妹の面倒は私が見ていた感じです。残念なことに1歳下の弟も、ちっともしっかりしていなかったので……」

初めて彼氏ができたのはいつですか?

「高校2年生の時です。彼は同い年の野球部の人で、見ためはガッチリしていて色黒なスポーツマンって感じです。ピッチャーだったので、顔はそこそこでもモテていましたね。私は野球が大好きでマネージャーをやりたかったんですが、幼い弟の面倒などがあったので部活に入らなかったんです。そんな経緯をクラスメートだった彼に話す機会があって、同じく野球好きということで、プロ野球観戦に一緒に行くようになって仲良くなりました。告白は彼からしてくれて、3年生になった後も付き合っていたんですが、彼が部活を引退したことで暇になったのか私となかなか会えないことが不満だったみたいで、卒業を待たずに振られましたね……」

高校を卒業後は親の勧めもあり、大学へ進学するも、夢が見つからずに中退。そしてとある出版社でアルバイトを始めます。

「大学は2年の時に中退しました。みんながのんびり遊んでいる環境に適応できなかったんです。このまま大学に通ってもきっと腐っていってしまうと思いました。そこからどこでもいいから働き先を探して、小さな出版社で雑用スタッフとしてアルバイトを始めました。内容はコピーやお使い、簡単な原稿チェックなどです。雑務ばかりでしたが今まで経験したことがないことばかりで新鮮で楽しかったですね。

大学の2年間、アルバイトの2年間はまったく男っ気はなかったんです。でもアルバイトも2年だったことで時間の使い方が分かってきてやや余裕が出てきたので、高校時代の友達の集まりに顔を出したんです。そこには3年生の時のクラスメートだったもののこれまで話したことがなかった男の人がいました。初めてゆっくりとしゃべった彼の印象はすごく良くて、その飲み会で意気投合して、その後2人で遊ぶようになり、3回目のデートで付き合うことになりました」

勢いで同棲へ、甘えさせてくれる存在に心が安らぐ

真面目な彼との付き合いはドキドキこそなかったものの、ホッとするような落ち着く関係だったそうです。

「彼は4年制の大学を卒業して、銀行に勤めていました。学生時代は見た目がちょっとチャラチャラして苦手なタイプだったのに、サラリーマンになった彼は本当に真面目な好青年でしたね。中身もしっかりとしていて、私を唯一甘えさせてくれる人でした。スケジュールも逐一報告してくれるので、浮気の心配もまったくしたことがなかったですね。

付き合って2年ほどだった後に、お互い実家だったこともあり勢いで同棲を始めました。そしてさらにそのまま付き合って4年が経ち、お互いが27歳になった時に結婚の話が彼から出ました。私はその頃、仕事がアルバイトから契約社員に変わり、任される仕事が増えて楽しくなってきたばかりでした。それに1歳下の弟が泥沼離婚で揉めに揉めている時で、もう少し待ってほしい気持ちからわざと結婚の話を避けるようにしていました。でも彼にはそれが理解できなかったことのようで……。それから半年が経った後、急に別れを告げられました。その別れる理由があまりに衝撃的でしたね……」

「買い物デートでインテリアを見ると、いつも未来の話をしてきていて……。結婚のプレッシャーが辛かったですね」と貴美子さんは語ります。

4年間付き合った、同級生の真面目な彼との結婚話をかわし続けたことで別れを告げられ……。しかもその別れの理由には、大きな裏切りがありました。自ら選んでセカンド道へ……自己さげまん女〜その2〜に続きます。