日本人の勤勉さはよく知られているが、退職後も働き続ける高齢者の存在は中国人にとって驚きのようだ。日本の高齢者は退職して年金をもらいながら、なぜ仕事を続けるのだろうか。中国メディアの広聞網は1日、その理由には特殊な日本文化が関係しているとする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本人の勤勉さはよく知られているが、退職後も働き続ける高齢者の存在は中国人にとって驚きのようだ。日本の高齢者は退職して年金をもらいながら、なぜ仕事を続けるのだろうか。中国メディアの広聞網は1日、その理由には特殊な日本文化が関係しているとする記事を掲載した。

 記事はまず、日本のアニメなどで、働く高齢者を見ることがあるが「胸が痛くなる」として、中国人ならではの感想を綴った。中国では退職後は孫の世話をしながら、ゆっくりと老後を過ごすというのが一般的な考え方だからだ。しかしながら、日本人には中国にはない考え方があるのではないか、として考えられる3つの理由を紹介した。

 1つ目は「生活態度」だ。日本には勤勉を美徳とする文化や、仕事をしないと家族を支える責任を全うできず、人生の価値を失うことになると考える人が多いと主張した。

 2つ目に挙げたのは「帰属意識」だ。一致を重んじる日本人について、「池の中で泳ぐ魚のようだ」と形容。石を投げ入れると魚の群れは列を崩すものの、すぐにまた秩序を取り戻すとし、こうした社会においては、仕事を失うことは「池を離れた魚」、または、「群れからはぐれた雁」のようなものだと主張した。そして、仕事を頑張るのは、尊重と社会に受け入れられる安心感を得るためだとした。

 3つ目は「孤独死への恐れ」だ。人間関係の希薄な日本では、仕事は社会とのきずなであり、安定した家族関係の基礎であると主張。もともと核家族の多かった日本社会だが、現在では高齢者であっても夫婦のみ、もしくは、1人で暮らす世帯が増えてきていると指摘。孤立無援になることの不安から、人とのつながりを保ち孤独死を避けるため、仕方なく仕事をしている高齢者も多いのではないかと推測した。

 勤勉でいくつになっても元気な日本のお年寄りを見ていると、働くことが長生きの秘訣のようにも感じられる、何事もやりすぎはよくないが、今後も勤勉さは日本人の国民性であり続けるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)