1日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは「今や中国がくしゃみをすると世界が風邪をひくようになった」と伝えた。写真は中国人の食卓。

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2017年3月1日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは「今や中国がくしゃみをすると世界が風邪をひくようになった」と伝えた。これまで、これは米国経済についての言い回しだったが、近年は中国について使う人が増えている。

中国の影響力が最も高いのはアジアだ。アジア貿易全体の32%を中国が占め、日本を除くアジア全域のGDP(国内総生産)の半分近くを中国経済が占めている。中国は地域の多くの国にとって最大の貿易パートナーであり、直接投資源としても影響力を拡大している。

消費意欲の強い中国の中産階級はタイや韓国などの観光や小売などの産業を支えているほか、人民元の為替や取引の自由化によってアジアの金融市場にとっても中国は重要な存在となっている。

しかし、関係が深まるほど、影響を受けやすくなるのも事実で、2011年ごろから中国の需要減少が各国の輸出低迷の大きな原因となっている。構造改革による中国経済の再建が実現すれば、アジアどころか世界全体がその利益を享受できるようになるだろう。(翻訳・編集/岡田)