サッカーにおけるPK戦は先に蹴るチームが有利というデータがあるという。それを是正すべく、国際サッカー評議会（IFAB）は3日、PK戦の蹴り方をテニスのタイブレーク方式に変更することを議論した。

現在のPK戦は、両チームが交互に蹴る方式。Aチームが「先攻」、Bチームが「後攻」とすれば、ABABABABABと10名が蹴る形だ（勝負がつかなければサドンデスへ）。ところが、IFABのリサーチによると、Aチーム勝利の確率が60％と不平等が生じているという。


そこで導入が提案されたのが、テニスのタイブレーク方式だ。ABBAABBA…というように、Aチームが1人目なら2人目と3人目がBチーム、というように蹴る順番を変えるという。


IFABメンバーのひとり、スチュワート・レーガン氏は「ABBA方式が統計のバイアスを取り除けると信じている」と、新方式を試したいとの意欲を示した。

トーナメントにおいて様々なドラマを生み出してきたPK戦が、新たに生まれる変わるのだろうか。