米ニューヨークのブルックリン市内を歩くユダヤ教超正統派の人々(2016年10月3日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米連邦捜査局(FBI)は3日、全米各地のユダヤ系施設に爆破予告を送り付けた疑いで、元記者の男を逮捕した。

 米司法省によると、中西部ミズーリ(Missouri)州セントルイス(St Louis)で逮捕されたフアン・トンプソン(Juan Thompson)容疑者(31)は、最近発生したユダヤ系の学校やコミュニティセンターなどに対する脅迫事件100件以上のうち、少なくとも8件に関与したとみられる。米国では一連の事件を受け、反ユダヤ主義の台頭が危惧されていた。

 同省によると、犯行は元恋人の女性へのストーカー行為の一環だったという。同容疑者は元恋人を装ってユダヤ系施設に対する脅迫メールを送信。さらに、元恋人にぬれぎぬを着せられたと見せかけるため、自分の名前でも脅迫文を送っていた。

 アフリカ系米国人ジャーナリストのトンプソン容疑者は、2014年から著名な調査報道サイト「ジ・インターセプト(The Intercept)」に勤めていたが、同サイトによると、情報源と引用を捏造(ねつぞう)したことから2016年1月に解雇されていた。

 当局は引き続き、他の脅迫事件に加え、ユダヤ系墓地の墓石が倒された事件に関する捜査を進めている。

 新たな脅迫事件はここ数日起きていないようだが、1日にはニューヨーク(New York)州ロチェスター(Rochester)のユダヤ系墓地で何者かが10基以上の墓石を倒したり表面を破損させたりする事件が発生。過去2週間で3件目のユダヤ系墓地破損事件となった。
【翻訳編集】AFPBB News