1日、韓国・中央日報はこのほど、韓国では年間600以上の非営利団体(NPO)が新たに誕生しているが、多くの人に知ってもらおうと工夫された名称のせいで、まったく関係のない組織と誤解されてしまう例が少なくないと報じた。写真は韓国の観光バス。

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2017年3月1日、韓国・中央日報はこのほど、韓国では年間600以上の非営利団体(NPO)が新たに誕生しているが、多くの人に知ってもらおうと工夫された名称のせいで、まったく関係のない組織と誤解されてしまう例が少なくないと報じた。

こうしたハプニングは比較的知られた大規模なNPOでも起こっている。その代表例が、国際的非政府組織(NGO)の韓国支部である「グッドネーバーズ」。英語になじみの薄いお年寄りなどにはバスの会社と思われてしまうことがあるという。韓国での名称は英語の発音をそのままハングルで表し「グッネイボス」のような音になるのだが、この末尾の「ボス」が韓国語で「バス」を意味する「ボス」とまったく同じ表記なのだ。また「ネーバー」は「隣人」を意味する英語の「neighbor」だが、韓国のポータルサイト「ネイバー(NAVER)」と混同する若者もいる。

一方、子どもの支援活動などを行う国際組織「ワールド・ビジョン」のキム・スヒ課長によると、こちらは「ビジョン」の名から眼鏡店に間違われることがあるそう。途上国の地域開発援助などを行う「プラン・インターナショナル」の支部「プラン・コリア」は「プラン」の名からカレンダーや日記関連の業種と勘違いされがちだ。

記事では他にも、貧困家庭などを支援する「緑の傘子ども財団」がオーガニック製品の販売業者に、子ども支援団体の「子どもたちと未来」が学習教材の会社に、飢餓に苦しむ子どもを減らそうと取り組む「キア対策」が自動車メーカーに間違われる例が紹介されている。「キア対策」の「キア」は漢字では「飢餓」「飢児」との表記になるが、ハングルでは韓国の自動車メーカーの「起亜(キア)」と区別がつかない。

このように表音文字のハングルが生んでしまう思わぬ勘違いもしばしばあるようだが、これに韓国のネットユーザーは「名前と関係なく、関心のある人は皆ちゃんとわかっているよ」「面白いね。生きるのが大変な時代、虐げられた隣人、特に僕らの未来である子どもたちをまず助けられる社会になってほしい」など寛大な声を寄せている。

また一方では「グッドネーバーズをバス会社と間違えるとは想像もしなかったよ。ちょっと無知すぎやしないか?」「ネーバーをNAVERと誤解するなんてばかな人だ」「名前をつける時に無知な人間のことまで考慮しなきゃいけないのか?」と冷たいコメントもあった。(翻訳・編集/吉金)