チベット女子サッカーチームは、米テキサス州で毎年開催される国際サッカーユース大会「ダラスカップ」に招かれ、出場予定だったが、米大使館はビザ発行を拒否したため、出場が危ぶまれている。(tibetwomenssoccer.org)

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 チベットの女子サッカーチームは、米国で4月に開催されるユースサッカー国際大会「ダラスカップ」に招待され出場する予定だったが、在インド米国大使館が選手たちへの訪米ビザを拒否したため、出場が危ぶまれている。

 英BBCによると、インドのデリーにある米国大使館は2月24日、チベット女子サッカーチームのメンバー15人が申請していた10日間の観光ビザの発行を拒否した。

 英ガーディアンによると、18〜20歳の女子で構成されるチームのメンバーのほとんどは、中国チベット自治区を離れてインドへ亡命した家族の子。多くはインド国籍あるいは在住権利を取得し、一部はネパール国籍。

 ヤムヤン・チョッソ主将はメディアの取材に対して「(米大使館に)ダラスに行く強い理由はない、と言われた。きっと、これは拒否理由ではない。米国で逃げ出すかもしれないと思われたのかもしれない」と答えた。

 米テキサス州で毎年開催される男子ユースサッカー国際大会「ダラスカップ」は、多様性を示すために、4月9日〜16日に開催される2017年大会にチベット女子チームを招待していた。他にも、アイルランドのキリスト教チーム、イスラエルのイスラム教・ユダヤ教のチームなどを招いている。

 米国籍で、チベット女子サッカーチームの監督キャシー・チルダース氏は「米国ビザ要件すべてを満たしているが、大使館が適切な説明をしていない」と不満を述べた。同氏によると、訪米ビザ申請のために数週間準備し、半年分の予算3520ドルを費やして移動しなければならなかったことを明かした。

 ダラスカップへの招待は、英国の元サッカー選手ゴードン・ハロルド・ジャゴ氏の善意によるもの。チームメンバーはfacebookページで、同氏への手紙を読む動画を公開。代表者は、同氏への感謝と大会出場への熱意を語っている。また、訪米のための助力を求めた。

 「この旅行を楽しみにしていた。ただの米国訪問ではなく、私たちの国チベットを世界に紹介する機会を提供してくれたはずだから」と、メンバーは動画の中で語った。

 チームは現在、米国大使館にビザ拒否の決定を再考するよう要請している。

(翻訳編集・佐渡 道世)