ダンディズムあふれる佐藤浩市

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 第40回日本アカデミー賞授賞式が3日、グランドプリンスホテル新高輪で行われ、映画『64-ロクヨン-前編』の佐藤浩市が最優秀主演男優賞に輝いた。佐藤の優秀主演男優賞受賞は今回で4度目であり最優秀賞は、第18回の『忠臣蔵外伝 四谷怪談』以来22年ぶり2度目の受賞となった。

 本作は横山秀夫の原作をもとに、わずか7日で終わった昭和64年に起きた少女誘拐殺人事件「ロクヨン」をめぐって起こる警察内部の対立や県警記者クラブとの衝突などを浮き彫りにしていく物語。佐藤は警務部秘書課広報室の広報官・三上義信を演じたが、撮影現場では「全力でぶつかって来い。俺が全部受け止めてやる」と若手キャストたちを鼓舞し、主演として作品を引っ張ったという。

 そんな佐藤が綾野剛(『日本で一番悪い奴ら』)、岡田准一(『海賊とよばれた男』)、長谷川博己(『シン・ゴジラ』)、松山ケンイチ(『聖の青春』)といった年下の俳優たちを抑えて貫禄の最優秀賞受賞。テーブルのスタッフ、キャストと握手を交わしてからステージに上がると、「久しぶりに大きい方のやつ(最優秀賞ブロンズ)をいただいたのですが、こんなに重かったかなあと……。これは僕が50も半ばを過ぎて筋力が衰えたから重たいのか、それとも全く別な考えでこの重たさを感じているのか、それは当然後者の方なのですが……」と感慨深い様子。

 そして、「なんかね、困っちゃうなという感じ」と恐縮しつつも「またここに戻ってこられるよう、スタッフともどもみんなで映画づくりを続けていきたいと思います」と控えめに喜びを表していた。(編集部・小山美咲)