最優秀作品賞を受賞した「シン・ゴジラ」キャスト陣と樋口真嗣監督ら

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 第40回日本アカデミー賞の授賞式が3月3日、東京・東京・グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで行われ、「シン・ゴジラ」が最優秀作品賞を戴冠した。

 プレゼンターを務めた日本アカデミー賞協会の岡田裕介会長は、「日本映画界のこの1年はアニメ界、特撮界、普通の映画と、垣根を越えた画期的な年でした」と振り返る。そして、「どこかの国のように間違えないようにしなくちゃ」と作品賞の読み間違いがあった、アメリカの第89回アカデミー賞授賞式を引き合いに出す茶目っけを披露した後、「シン・ゴジラ」の名を読み上げた。

 最優秀監督賞受賞時に思いのたけを明かした樋口真嗣監督は、「すみません、ありがとうございます。いただきます!」と謝意を示すのが精いっぱい。それでも、興行収入80億円を突破する大ヒットを記録した同作のスタッフが次々と受賞したことに思いを馳せたのか、「毎日過酷な条件で映画を撮っているスタッフに、『いつかこんな日が来るよ』と言いたい。みんな、頑張ろう!」と呼び掛けた。

 この日は庵野秀明監督が欠席したが、樋口監督とともに優秀主演男優賞の長谷川博己、優秀助演女優賞の石原さとみ、市川実日子も登壇。米国大統領特使カヨコ・アン・パタースンを熱演した石原は、「庵野さんの書かれた脚本が、本当に面白かったんです。撮影後、庵野さんに『カヨコが石原さんで良かった』と言われたときは、涙が出ました。今日のような場で終わることが出来て、本当に良かったです」と感極まりながら胸中を告白した。

 今作は、「ゴジラ FINAL WARS」(2004)以来12年ぶりに、東宝が製作したオリジナルの「ゴジラ」映画。総監督・脚本を庵野、監督を樋口、准監督を尾上克郎が務め、興行収入80億円を突破する大ヒットを飾った。14年のハリウッド版「GODZILLA ゴジラ」に登場したゴジラを上回る、体長118.5メートルという史上最大のゴジラをフルCGでスクリーンに描き出し、リピーターが続出するなど社会現象となったことは記憶に新しい。