【第40回日本アカデミー賞】佐藤浩市「64」で2度目の最優秀主演男優賞!

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 第40回日本アカデミー賞の授賞式が3月3日、東京・グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで行われ、最優秀主演男優賞は「64 ロクヨン 前編」の佐藤浩市が受賞した。優秀監督賞の瀬々敬久監督、新人俳優賞の共演・坂口健太郎とがっちり握手を交わし、ステージへ歩を進めた。

 横山秀夫氏の最高傑作と呼ばれる同名小説を、瀬々監督のメガホンで実写化。元刑事の警察広報官・三上義信が、広報室と記者クラブ、警務部と刑事部の板挟みに喘ぎながら、未解決事件「ロクヨン」を模倣した新たな事件に対峙する姿を描いた。

 三上に扮した佐藤は、重厚かつスリリングな人間ドラマをけん引し、第18回の「忠臣蔵外伝 四谷怪談」以来2度目の同部門最優秀賞を戴冠。発表前には、居並ぶ優秀主演男優賞受賞者に目を向け「後ろを振り返ると、自分1人だけちょっと(年齢が)上に行っているんで、恥ずかしいという思いがありますが」と苦笑する。一方で、11回目の日本アカデミー賞となっただけに、「年々、重みや形がすごく作られてきている。40年の歴史のなかで、作品や演技賞を受け、日本アカデミーも我々も成長してきたんだと思います」と充実の面持ちだ。

 そして最優秀賞ブロンズを授与されると、その重みを確かめるように手に取り、「久しぶりに大きいブロンズを頂きましたが、こんなに重たかったかなあ」と語る。しげしげと眺めながら「これは50代の半ばを過ぎた筋力の衰えか、別の感慨でこの重みを感じているのか。当然、後者の方ですが……。困っちゃうなあ」と破顔し、「ここにまた戻ってこれるよう、スタッフともども、みんなで映画作りを続けていきたいと思います」とまっすぐな眼差(まなざ)しを投げかけていた。