ブロンズを受け取った樋口真嗣監督

写真拡大

 第40回日本アカデミー賞の授賞式が3月3日、東京・グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで行われ、「シン・ゴジラ」の庵野秀明と樋口真嗣が最優秀監督賞に輝いた。同部門最優秀は、ともに初受賞。庵野総監督は欠席のため、監督・特技監督を務めた樋口がブロンズを受け取った。

 東宝が約12年ぶりに製作したオリジナル「ゴジラ」。公開前の厳重なかん口令や、長谷川博己ら俳優陣の異常なまでの早セリフ、魅力的なキャラクター造形、迫力の演出などが話題を呼び、2016年の邦画歴代2位の興行成績を残した。今回の日本アカデミー賞では10部門で優秀賞を射止め、特に技術系で圧倒的な強さを見せた。

 最優秀賞発表前のスピーチでは、樋口監督は「本来ならば庵野総監督がいるべきですが、次の仕事の都合で来られないそうです。思えばこの映画が始まったときから、全てのスタッフ・キャストにものすごい無理難題をふっかけ、みんな苦しんで今日があるわけです。今日ここで私がしゃべらなくてはならない無茶振りに、困惑しています」と恨み節。それでもスタッフを代表し「嬉しいです」と話し、「こういう映画を支持していただいた皆さんに、感謝しています」と謝辞を述べた。