美しく濃密な濡れ場を演じた飛鳥凛 (C)2016 日活

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 行定勲、塩田明彦、白石和彌、園子温、中田秀夫という実力派監督が参加した日活ロマンポルノ・リブート・プロジェクト。そのアンカーを務めた中田監督作品「ホワイトリリー」のメイキング映像を、映画.comが独占入手した。

 同作は、陶芸家の師弟による“女性同士の純愛”を情念たっぷりに描き出すレズビアン作品。「仮面ライダーW」で注目された飛鳥凛が映画初主演し、ダブル主演となる山口香緒里との美しく濃密な濡れ場を演じた。「生贄夫人」(74年)などで知られる日活ロマンポルノの立役者・小沼勝監督の下で助監督経験を積んだ中田監督にとって、自身の原点ともいえるテーマで、日活ロマンポルノへの感謝を込めた作品だという。

 飛鳥は「監督が引っ張ってくださったおかげで、ワンカットワンカット集中して感情も丁寧に表現できました」と撮影を振り返り、中田監督は「日常生活では想像しにくいことの連続を要求していたから、本当に難しかったと思う」とねぎらいながら、「オンタイムでロマンポルノに接していなくとも“ロマンポルノ愛”がある人たちと組めば、新しい風が吹くと開き直っていました」と述べている。

 3分弱のメイキング映像には、飛鳥と山口が体を密着させてろくろをまわすシーンや、飛鳥が山口のワンピースのファスナーをエロチックに口で閉めるシーンなどが映し出されている。「魂をぶつけ合って、アドレナリンが出るように」と、中田監督が二人の感情の機微を丁寧に演出する、熱い思いが伝わってくる貴重な映像となっている。

 なお、第1弾の行定監督「ジムノペディに乱れる」、第2弾の塩田監督「風に濡れた女」、第3弾の白石監督「牝猫たち」、第4弾の園監督「アンチポルノ」に続き、「ホワイトリリー」の本編も動画配信サービスbonoboで独占配信がスタート。新作映画がメイン劇場での上映直後にネット配信で視聴できる新たな試みが注目を集め、利用者が増え始めている。