【神戸vs新潟プレビュー】昨季J1得点王のレアンドロが負傷…エースを失った神戸はチームの真価が問われる

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■ヴィッセル神戸 右サイドハーフを任せられる選手の見極めが課題の一つ

 清水との開幕戦を1−0でものにした神戸。幸先良いスタートとなったが、この試合で昨季J1得点王のレアンドロが負傷。診断は、左膝前十字靭帯損傷および外側半月板損傷負傷で全治約6カ月。エースの長期離脱を余儀なくされた神戸は、開幕2戦目でいきなりチームの真価が問われそうだ。レアンドロの離脱はもちろん得点面で痛手なのだが、キャプテンの渡邉千真が「今年も一緒に準備してきた仲間。残念で寂しい」と話すように精神面での影響も考えられる。

 今節の新潟戦は、レアンドロの抜けた穴をどう埋めるかが最大のテーマ。その中で右サイドハーフの主軸がまだ定まらないのはマイナス材料の一つだろう。清水戦では大森晃太郎がスタメン、小川慶治朗が途中出場。他にもウエスクレイ、小林成豪、中坂勇哉ら候補が多い。開幕戦では右サイドバックの高橋峻希との連系面でやや問題もあっただけに、このポジションの柱となる選手の見極めは今節の課題の一つと言える。

 守備面では新潟の山崎亮平とホニの2トップに警戒が必要。スピードのある2人にディフェンスラインの裏をうまく突かれるなら、厳しい戦いを強いられそうだ。

 とはいえ、全体的には神戸が優位か。好調な藤田直之を軸にポゼッションを高めながら、高さを生かしたセットプレーで得点できればレアンドロ不在でも十分に勝ち点3は狙える。しかも、今節はエアバトルに定評のある新潟・矢野貴章が出場停止。セットプレーでは神戸に大きなアドバンテージがありそうだ。(totoONE編集部)

■アルビレックス新潟 新戦力のホニが期待を上回る活躍ぶり、クラブ初の高卒ルーキー原輝綺にも要注目

 前節の広島戦は、先制されながら途中出場の田中達也がゴールを決め、4連敗中だった鬼門のアウェイから新潟に勝ち点1を持ち帰ることができた。同点アシストの場面も含め、新加入のホニは背後に抜け出るスピードを随所に発揮。初得点こそならなかったが、GKとの1対1から2度決定機を作っており、浦和に移籍したラファエル・シルバの穴を埋めるポテンシャルを感じさせた。柔軟なチャンスメイク、意欲的にプレッシャーを掛ける守備意識など、前エースを上回る資質もあり、今後が楽しみだ。

 インパクトとなったもう一人の新戦力が、クラブ初の高卒ルーキーで開幕先発を果たした原輝綺だ。小泉慶とドイスボランチを形成すると、運動量を武器に思い切り良いボール奪取とクレバーなカバーリングで中盤を支えた。三浦文丈監督が志向するサッカーではボールを奪う守備とブロックを組む守備の両立が不可欠だが、“11人の1人”として十分それを機能させられることをデビュー戦で証明した。

 手応えあるスタートを切った新生アルビだが、開幕戦で退場した矢野貴章が神戸戦では出場停止。またホニが結果を出す一方で、チアゴ・ガリャルド、ジャン・パトリックのブラジル人選手が、どこまでチームにフィットしているか未知数なところもある。キャンプから攻守とも力を入れて練習してきたセットプレーで失点した反省も踏まえ、チーム力を高いレベルで安定させるためにも、重要な試合になる。(totoONE編集部)