アメリカのペンシルバニア州で同性婚が合法化されたことを受け、同州に住む「父親と息子」が法的に結婚することを許可されたことを<Pink News>が伝えている。え、どういうこと?というニュースの真相をコスモポリタン イギリス版から。

定年退職した元教師の79歳のニノ・エスポジトさんと69歳のローランド・ドリュー・ボッシー・ローランドさん。彼らが交際し始めて40年以上経った2012年時点で、アメリカでは同性結婚が認められていなかったのだそう。そこで、法的な保護を得るために常識破りな手段だけれど、"養子縁組"をすることに。こうすることで、どちらかが亡くなったとき、残された1人が法律上の最近親者となれるからだという。

そのような手段を講じることは理想ではなかったけれど、それは2人が法的なパートナーとなるための苦肉の策だったのだとか。

そして、同性婚が解禁になった2015年6月、ニノさんとローランドさんは晴れて結婚式を行うことにしたのだそう。

…ところが、2人は法律上父と息子であったため、ローレンス・オトゥール裁判官は2人の法的関係を解消することも、身内同士が結婚することも禁止されているため、結婚は不可能であると通告。

そこで2人が控訴したところ、スーザン・パイクス・ガントマン裁判官は温情判決を下し、2人の結婚を許可したそう。

「同性婚に関するペンシルバニア州の法律は変わり、結婚するという基本的人権を行使することができるようになったのです」と、彼女は語っている。

「そのため、過去に成人として養子縁組した同性のカップルは、婚姻のために養子関係を破棄または無効にするための手続きを進めています。孤児裁判所は成人としての養子縁組を破棄または無効にする権限を持っています」

2人はこのような判決が下されたことに「安堵」しており、それを「素晴らしいクリスマスギフト」だと考えているそう。法律の下で晴れてカップルとなったニノさんとローランドさん。末永くお幸せに!

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon Solutions

COSMOPOLITAN UK