【FC東京vs大宮プレビュー】開幕戦で昨季王者の鹿島を下したFC東京…強力攻撃陣の連係面は改善の余地あり

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■FC東京 開幕戦を無失点で乗り切った守備陣には一定の手応え

 開幕戦は昨季王者を相手に、一切の気後れを感じさせない戦いで見事に勝ち点3をつかんだ。得点は鹿島のオウンゴールのみだったものの、積極的にプレスをかけ、中盤の攻防を制した。鹿島にそれほどの決定機は作らせず、無失点に抑えたこともチームの大きな自信となっている。また、途中出場の中島翔哉が決勝点の起点となったほか、前田遼一も状況に合わせたプレーや判断力が光り、交代選手が機能、一体感にもつながっている。

 ただし、眷詬亮]困「鹿島にバランスを崩された場面はなかった」と守備面の手応えを話す一方、「今後はアクションを起こし、自分たちでチャンスを作ることが求められると思う」と続け、攻撃面での連係という点では、まだ課題が残る。

 特に、ピッチ内での意思統一を高め、相手の裏を狙う速い攻撃と、丁寧にボールをつないで組み立てる遅攻を使い分けていきたい。また、今後は引いて守りを固めた相手をいかに崩していくかも、課題となるはずだ。

 さらなる得点力アップを図るために、チームは昨季J1得点王のピーター・ウタカを期限付き移籍で獲得した。ただし、篠田善之監督は「まずはコンディションを戻すことが先決。チームへの組み込みはその後に考えたい」と、J1でのデビューはまだ先になることを示唆した。

 ホーム・味スタでの大宮との対戦成績は、2010年より5連敗中。いずれも0−1での敗戦を喫しており、相性の悪さを露呈している。それでも東慶悟は「これまでの東京とは違うところ、勝負強く変わりゆく姿を見せたい」と話すように、闘志を前面に押し出した戦いでスタートダッシュの波に乗りたい。(totoONE編集部)

■大宮アルディージャ 前節は新戦力が早くも実力を発揮、あとはゴールだけ

 大宮は開幕戦で川崎に0−2で敗れた。第1節を終えて早くも最下位となったが、まだ順位については悲観的になる必要はないだろう。第2節ではFW大久保嘉人、MF眷詬亮]此DF太田宏介、GK林彰洋と各ポジションに実力者を補強し、優勝候補の一角に挙げられるFC東京が相手だ。昨シーズン、開幕戦で勝利したように今シーズンも同じ相手からシーズン初勝利をつかみたいが、決して簡単な試合にはならないだろう。これまでの対戦成績は9勝1分15敗である。

 小林悠、中村憲剛という相手のキーマンにゴールを許した開幕戦、特に後半はボールの保持率が下がり、難しい展開となった。サッカーの勝敗はゴールで決まるため、ボールを保持していればいいというわけではない。それでも失点をしないこと、ゴールを奪うことの両方の目的のためにも、ボールは保持できた方がいい。

 収穫もあった。オフサイドで幻となったが、前半にはMF長谷川アーリアジャスールのパスからFW大前元紀がゴールネットを揺らす場面があった。MF茨田陽生、MF瀬川祐輔が存在感を示し、可能性のある戦いを見せていた。さらに途中出場したMF岩上祐三、FWネイツ・ペチュニクも決定機を作っており、あとはゴールだけというところまで迫っていた。得点を奪う力に課題は残ったが、チームには良い競争原理ができている。第2節を前に、チームで唯一負傷を抱えていたMF横谷繁も全体練習に復帰。シーズン初勝利を目指して、チームは燃えている。(totoONE編集部)