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ついに発売された任天堂の最新ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」を実際に購入して使ってみると、これまでわからなかった細かい部分がいろいろ明らかになったのでまとめてみました。

Nintendo Switch|Nintendo

https://www.nintendo.co.jp/hardware/switch/

◆いつでもどこでもゲームができる「TVモード」「テーブルモード」「携帯モード」の3つ遊び方

これまでの据え置き型のゲーム機では不可能だった、「家族がTVを見ている時のゲームプレイ」や「今プレイしているあのゲームを外でもやりたい」といったことが可能になるのがNintendo Switch。つまり、いつでもどこでもゲームが遊べるようになる、というのがNintendo Switchの最大の特徴です。

Nintendo Switchの3つのプレイモードは以下の通り。

ひとつめは大画面でゲームを楽しむ「TVモード」。従来の据え置き型ゲーム機と同じ遊び方です。



コントローラーとして使用していたJoy-Conをグリップから外し……



Nintendo Switchドックに収まっている本体に装着。



そのまま持ち出せば「携帯モード」でゲームが楽しめます。これは従来の携帯ゲーム機と同じゲームのプレイスタイルで、Nintendo Switchでは据え置き型ゲーム機と携帯ゲーム機の垣根がなくなったわけです。



Nintendo Switchの本体画面サイズは6.2インチ。スマートフォンやファブレット以上、タブレット未満くらいのサイズ感ですが、PS VITA(5インチ)やNewニンテンドー3DS LL(4.88インチ)よりもかなり大きめです。



任天堂は公式にNintendo Switchのキャリングケースを出しており……



これを使えばJoy-Conを本体に装着したまま持ち歩くことも可能です。



実際、Joy-Conを装着すると本体はかなり幅広になるのですが、薄型なのでカバンに入れてもそれほどかさばらないのはポイントです。



さらに、本体購入時についてくるJoy-Conがあれば、本体スタンドを使って「テーブルモード」で2人プレイできる点もお得。据え置き型ゲーム機だと「2人プレイ用にコントローラーを購入したはいいものの、ほとんどほこりを被ったまま放置されている」という人も多いはずで、そういったコントローラーの無駄買いをしなくて済みそうなのはありがたいところ。もちろんJoy-Conさえあれば1台のNintendo Switchで4人や8人でゲームすることもできるので、外出時でもこれ1台で複数人が同時にゲームを楽しめるというのもポイントです。



ただし、残念なのが充電用のUSB Type-Cポートが本体底面にあるという点。ポートが底面にあるため充電時はテーブルモードでゲームをプレイすることができなくなるので、外出して複数人で長時間ゲームをプレイ、という遊び方は難しそうです。



もちろん本体をドックに設置して2人プレイしてもOKです。



Nintendo Switch本体をドックに置いたりドックから外したりした際の画面の切り替わりがどれくらいのスピードで行われるのかは以下のムービーを見れば一目瞭然です。ドックに置いた際はモニターにゲーム画面が表示されるまでほんの少し(5、6秒)時間がかかりますが、ドックから本体を外した際はそのまま即ゲームの続きがプレイできることがわかります。

Nintendo SwitchのTVモードと携帯モードの切替え速度はこれくらい - YouTube

◆Nintendo Switchは動作もサクサク

実際にNintendo Switchを使ってみると、動作は想像以上にサクサクです。ウェブブラウザやプリインストールされたゲームやアプリもないため、とにかくサクサク快適に動作するNintendo Switchの様子は以下のムービーで見られます。

Nintendo Switchの動作はサクサク - YouTube

Nintendo Switchと同日に発売された「スーパーボンバーマン R」をプレイしている様子は以下のムービーで見られます。

Nintendo Switchで「スーパーボンバーマン R」をプレイ - YouTube

◆Nintendo Switchはコンパクト

Nintendo Switchは据え置き型ゲーム機として遊べるにもかかわらず、本体がメチャクチャコンパクトなところもポイントです。例えばWii Uのゲームパッドと大きさを比較するとこう。Joy-Conを装着しても本体はWii Uのゲームパッドよりもコンパクト。



左からiPhone 7・Nintendo Switch・Nexus 7・iPad miniの順番に並べるとこんな感じ。



ただし、薄さはiPhone 7×2台分ほどあります。



◆Joy-Conについて

Nintendo Switchの専用モーションコントローラーであるJoy-Conは、使えば使うほどいろんな謎が明かされていきました。

・Joy-Conを本体に装着するときの効果音

Nintendo SwitchにJoy-Conを装着すると、Nintendo SwitchのTVCMなどでも流れるあの「カチッ」という効果音が鳴り、どこかクセになります。

Nintendo SwitchにJoy-Conを装着する時の効果音 - YouTube

・Joy-Conの使用スタイルを変更する

ひとりでNintendo Switchのゲームを遊んでいたところ、家族や友だちがやってきたので「Joy-Conをシェアして2人でゲームを遊ぼう」という時。「1-2-Switch(ワンツースイッチ)」のような「Joy-Conをシェアしてプレイするゲーム」の場合はゲームを起動するとJoy-Conを左右別々のコントローラーにしてくれるのですが、「スーパーボンバーマン R」のようなひとりプレイもJoy-Conのシェアプレイもできるゲームの場合、ユーザーがJoy-Conの使用モードを変更する必要があります。

Nintendo Switchのホーム画面にある「コントローラー」を選択。



「持ちかた/順番を変える」を選択。



そして、使用するコントローラーの天面にある「L」ボタンと「R」ボタンを同時押し。Joy-Con2つをひとつのコントローラーとして使用する場合は、左右のJoy-Conの天面にある「L」ボタンと「R」ボタンを同時押しすればOKで……



片方のJoy-Conをひとつのコントローラーとして使用する場合は以下のようにJoy-Conを持ち、Nintendo Switch本体と接続する側にある「L」ボタンと「R」ボタンを同時押しします。



すると以下のように使いたいコントローラーのスタイルが変更されるので、ボタンを押せば登録完了です。



・Joy-Conストラップは操作性を向上させるためにも必要なアイテム

Joy-Conを2人でシェアしてゲームをプレイしていて気づいたのが、Joy-Conストラップなしだと「L」ボタンと「R」ボタンが押しづらいということ。



Joy-Con(L)とJoy-Con(R)の「L」ボタンと「R」ボタンは、Nintendo Switch本体と接続する部分にあります。



以下の写真の水色の小さなボタンが「L」ボタンと「R」ボタン。少し奥まったところにあるので、「グッ」っと押し込むような感覚。



しかし、Joy-Conストラップを装着すると「L」ボタンと「R」ボタンが人さし指で押しやすいようにボリュームアップします。また、Joy-Conストラップを装着することでJoy-Conが楕円形になり、グリップしやすさも高まります。



なお、Joy-Conストラップについているひもの根元には「LOCK」と書かれたスイッチがあり、これを押し込むとJoy-ConストラップがJoy-Conから外せないようになるので、Joy-Conからストラップがなかなか外れない、という場合はこのロックを確かめてみるとよさそうです。



・Joy-Conグリップについて

これがNintendo Switchに付属しているJoy-Conグリップ。



そしてこちらは任天堂公式の「Joy-Con充電グリップ」。



2つを並べるとこんな感じ。グリップが半透明の方がJoy-Con充電グリップです。



2つの違いは天面に給電用のUSB Type-Cポートがあるかないか。Nintendo Switchに付属のJoy-Conグリップにはポートがないので、ゲームを長時間プレイしてコントローラーのバッテリーがゼロになってしまった場合、本体に装着してJoy-Conのバッテリーが十分に充電されるのを待つ必要があるのですが……



Joy-Con充電グリップなら、Joy-Conを充電しながらゲームをプレイすることができるので、バッテリー切れを心配する必要はなくなります。



・スクリーンショットの撮影方法

Joy-Con(L)の十字キー下にある四角いボタンを押すと……



ゲーム画面のスクリーンショットが撮影できます。スクリーンショットの解像度は1280×720。



撮影したスクリーンショットはホーム画面の「アルバム」に保存されており、そこからFacebookやTwitterといったSNSに投稿できるようになっています。



・Nintendo Switchから撮影したスクリーンショットを取り出す

撮影したスクリーンショットを本体から取り出すには本体背面にあるmicroSDカードスロットにmicroSDカードを挿入。



続いて、ホーム画面の「設定」から「データ管理」→「大切なデータの管理」と選択。



「画面写真の管理」を選択。



ここでスクリーンショットの保存先をSDカードにしておけば、次回以降は撮影したスクリーンショットが自動的にmicroSDカードに保存されます。microSDカードを挿さずに大量のスクリーンショットを撮影してしまったという場合は、「本体保存メモリー」を選択。



「すべての画面写真をSDカードにコピー」を選択すれば、本体に保存されたスクリーンショットをmicroSDカードにコピーできます。



・Joy-Conの性能をフルに活用したゲーム「1-2-Switch(ワンツースイッチ)」

Nintendo Switchと同時にリリースされたゲームタイトルの中で、Joy-Conの性能をフルに活かしているのが「1-2-Switch」です。ゲーム画面ではなく相手の目を見てプレイするという新感覚のパーティーゲームで、実際にどんな風に「Joy-Conの性能をフルに活用しているのか?」は、ゲーム内容を見るとわかります。

1-2-Switchには全部で28種類のミニゲームが盛り込まれています。



各ゲームは実際にプレイする前にムービー形式のチュートリアルが流れるので、どのようにプレイすればいいのかは初見の人でもわかるようになっています。また、ゲームの内容は単純明快なものが多いので、チュートリアルもゲームのプレイ時間もサクッと数分で終わるようになっており、場が間延びするようなこともありません。



初回は数種類しかゲームがプレイできないようになっているのですが、5、6個ミニゲームをプレイすると全ゲームが利用可能になります。



「箱の中でいくつの玉が転がっているか?」を当てる……



「Count Balls」



炭酸水が噴き出さないように見えないボトルを振って友だちにリレーしていく……



「Soda」



Joy-Conをひげそりに見立ててよりきれいにひげを剃れた方が勝ちの……



「Shaver」。これらはすべてJoy-Conが振動だけで「箱の中を転がる玉」や「ボトルの中の炭酸水」「シェーバーでのひげそり」などを表現しており、振動の中に異なる振動を感じるJoy-Conの「HD振動」を活かしたゲームになっています。



1-2-Switchには他にもJoy-Conのモーションセンサーを使用したミニゲームなどが盛りだくさん。実際にミニゲームのひとつをプレイしている様子は以下の通りで、最初は「はいはいゲームね。ちょっとプレイしてみますよ」というスタンスだった編集部員も、ミニゲームの面白さにハマって高ぶる気持ちを抑えられなくなっていました。

Nintendo Switchで「1-2-Switch」をプレイするとこうなる - YouTube

◆ゲームのダウンロード販売を行っているNintendo eShopについて

Nintendo Switchでダウンロード版のゲームを遊ぶには、Nintendo eShopを利用する必要があります。Nintendo eShopは初回アクセス時に以下のような確認画面が表示され、ニンテンドーアカウントのパスワードを入力しなければいけません。これは「次回からスキップする」を選択すれば次回以降入力をスキップ可能なのですが、自分のアカウント情報やニンテンドーアカウントにチャージしたお金を勝手に使用されるのは困る、という場合は毎回パスワードを入力するようにしておいてもOKです。



Nintendo eShopはこんな感じ。3月3日の時点では20本のゲームがダウンロード可能となっています。



ゲームを購入する場合……



以下のように、Nintendo Switchとニンテンドー3DSやWii Uの残高をひとつにまとめることも可能。



なお、Nintendo eShopでゲームを購入する場合、追加可能な金額は「不足分のみ」「500円」「1000円」「3000円」「5000円」のみで、一気に1万円や2万円をチャージしておくことはできません。そもそもNintendo Switchではニンテンドーアカウントに残高が2万円を超えるように金額をチャージすることはできないそうです。なので、フルプライスのゲームを購入する場合はほぼ毎回「不足分のみ」を選択する必要がありそう。



チャージに使用できるクレジットカードはMasterCardとVisaカードのみ。アメリカン・エキスプレスでチャージしようとしたところ、「カードが対応していません」と表示されました。また、1度チャージしたあと、しばらくしてから別のゲームを購入しようとしたところ、再びクレジットカード情報をいちから(カード番号から)入力させられたので、ゲームを購入する度にクレジットカード情報を入力しなければいけないようです。



こんな具合にNintendo eShopはセキュリティ面にかなり気を配った仕様になっており、正直大人は「またパスワードか……」と面倒に感じるかも。ただし、小さな子どもが勝手にクレジットカードで大量にゲームを購入してしまったり、Nintendo Switch紛失した際にゲームを大量に購入されてしまったりという心配は少なくなるため、子どものいる家庭や外に持ち出して遊ぶ人にとってはありがたい機能かもしれません。