蒋介石像に落書き  大学生4人が謝罪/台湾・花蓮

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(花蓮 3日 中央社)東部・花蓮県寿豊郷内の2カ所に設置されていた蒋介石元総統の塑像(そぞう)が2月28日夜、落書きされる被害に遭った。警察が監視カメラの映像を調べた結果、同郷にある東華大学の学生4人の犯行だと判明。4人は3日、大学関係者の付き添いの下、寿豊郷公所(役所)に出向き、張懐文郷長に謝罪した。張郷長は学生を告訴しない方針を示し、1週間以内に落書きを消すよう学生に求めた。

蒋介石像には赤いペンキで「殺人犯」「張七郎(二・二八事件の犠牲者)を忘れるな」「228を忘れるな」などと書かれていた。当日夜、落書きをした大学生はあるメディアに対し、匿名で犯行を認めていた。当日は事件から70年の日だった。

役所を訪れた主犯格の学生は犯行の理由について、痛ましい歴史の記憶を表に出すためだと説明。役所に迷惑をかけ、学校の名誉を損なったとして謝罪の意を示した。

張郷長は、自身が二・二八事件犠牲者の遺族であることに触れた上で、落書きという方法で塑像を傷つけるべきではないと非難した。

学生4人は落書きの除去を張郷長に約束した。

(李先鳳/編集:名切千絵)