映画ファンの要望に応えた形 (C)2016 A24 Distribution, LLC

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 第89回アカデミー賞で3冠(作品賞、助演男優賞、脚色賞)に輝いた「ムーンライト」の日本公開日が、4月28日から3月31日に約1カ月繰り上げになった。

 オスカー受賞作「それでも夜は明ける」も手がけたブラッド・ピットの製作会社プランBエンタテインメントによる本作は、米マイアミを舞台に、貧困地域で暮らす黒人少年シャロンが自己のアイデンティティを模索するさまを少年期、青年期、成人期の3つの時代に分けて描く。革新的な映像美や、見る者の心に染み渡る奥深いドラマが幅広く支持され、各国の映画祭で329部門ノミネート・158部門受賞という驚異的な成績を収めたほか、米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では満足度97%(3月3日時点)を記録している。

 配給のファントム・フィルムによれば、本作のオスカー受賞を受けて「少しでも早く劇場で鑑賞したい」という声が多数寄せられており、日本の映画ファンの要望に応えた格好だ。公開日の変更にあわせて、上映館も当初の13館から拡大されることが決定。詳細な館数は、今後発表される見込みだ。

 「ムーンライト」は、シャロンの父親代わりとなる麻薬ディーラー・フアンを演じたマハーシャラ・アリが、初ノミネートにしてオスカーを獲得したほか、「007」シリーズのナオミ・ハリスがシャロンの母親で麻薬常用者のポーラを演じ、オスカー候補に選出された。3月31日から全国公開。