ロングテールのビジネス活用

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ロングテールという言葉があります。インターネットの世界においてはすっかり定着した言葉であるといえるでしょう。

ロングテールをどう生かす?

ロングテールとは、インターネットの世界では販売機会の少ない商品であっても、多くの商品をそろえていくことによって総体としての売上が、ヒット商品を上回る現象をいいます。音楽CDで例えれば、100万枚売れる商品を作り出すのは至難の業ですが、1万枚の商品は比較的容易に作れるでしょう。それが1000個集まったとすれば、総計で1000万枚となり、100万枚の1つのヒットを上回るのです。ロングテールは、それをグラフ化した場合に伸びる線が恐竜の長い尻尾のような形であることからそう呼ばれました。

売れない商品はない?

ロングテールの言葉を日本に根付かせた書籍の一つとしてクレス・アンダーソンの『ロングテール:「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)でしょう。本書では「ニッチ」がひとつのキーワードとなっています。ひとつひとつの商品の需要は少ないものの、確実に購入者がいる商品に注目します。ロングテール市場を成立させる条件としては、非常に多数の商品をそろえなければいけません。一般の商店ならば売り場を必要としますが、インターネットの場合は、商品管理と宣伝のコストが少なくて済むため、ロングテールのモデルにガッチリとハマることになったのです。