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電子情報技術産業協会(JEITA)は、電子部品部会 技術・標準戦略委員会 部品技術ロードマップ専門委員会の編集・発行による電子部品技術のロードマップ「2026年までの電子部品技術ロードマップ 〜IoTとAIによりスマート化する産業、生活と世界をリードする電子部品の動向〜」を発刊した。

同書は2年に1回の間隔で2003年より発行されてきた技術ロードマップで、8冊目となる今回は、第4次産業革命に向けた社会の変革などの動きに合わせる形で全面改訂を実施。前半は電子部品として注目する4つの社会的なフィールドとして、「ヒューマンライフ」、「モビリティ」、「医療・ヘルスケア」、「インダストリー」を取り上げ、そうした分野における動向などを解説。後半は電子部品(「インダクタ」、「コンデンサ」、「抵抗器」、「EMC部品・ESD部品」、「通信デバイス・モジュール」、「コネクタ」、「入出力デバイス」、「センサ・アクチュエータ」、「電源」、「電子部品材料」)の技術説明などの話題のほか、トピックスとして、「電子部品FMEA実施ガイド」の概要説明や「国際標準化」といった話題が掲載されるという構成となっている。

また、発刊に併せる形で3月3日、東京にて同ロードマップに関する報告会が開催されたが(3月17日に大阪でも同様の報告会が開催予定)、同報告会において、部品技術ロードマップ専門委員会 主査の鈴木幸春氏(タムラ製作所)は、JEITA発表の電子情報産業における2016年の世界生産額は前年比9%減の284兆円となったが、電子部品の2009年から2016年までの世界生産額のCAGRは6.7%であり、2016年に占める割合は7.8%。日系電子部品メーカーのシェアも37.8%と高い競争力を維持できていると日本の電子部品が世界で存在感を出していることを強調。また、技術・標準戦略委員会 委員長である内山郁夫氏(日本ケミコン)は、同ロードマップを「JEITAを牽引していく各企業における技術資料、あるいは教育資料として活用できるものになっている」と評し、今後の企業活動に向けて有効に活用してもらえればとしていた。

(小林行雄)