北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件に関与したとしてマレーシア警察に逮捕されていた北朝鮮国籍の男性が釈放された。マレーシアメディアが報じている。

容疑者として逮捕されていたリ・ジョンチョル氏は、3日午前9時前(現地時間)にスパン警察署から釈放され、9時15分に行政首都のプトラジャヤにある移民局本部に身柄を移送された。

リ氏は先月16日に逮捕され、取り調べが続けられてきたが、「起訴する証拠が不十分」(アパンディ法務長官)という理由で、勾留期限が切れる3日に釈放された。

しかし、逮捕前の先月6日に就労許可証が満了していたため、身柄の拘束を解かれないまま、入管法違反で国外追放されるものと思われる。

リ氏は、妻と現地の大学に通う娘との4人ぐらしで、家族はクアラルンプールに留まっているものと思われる。しかし、マレーシア国営のブルナマ通信は、近隣の住民の証言を引用し、家族はリ氏の逮捕から数時間後に、クチャイ・ラマ通りの自宅から慌てて出ていくのが目撃されて以来、居場所がわかってないと報じている。