2日、ボクシングWBC世界バンタム級タイトルマッチが両国国技館で行われた。チャンピオンの山中慎介(34)は同級6位のカルロス・カールソン(26)を7回TKOで倒してタイトルを防衛した。これで山中はタイトル連続防衛記録を12に伸ばし、具志堅用高が持つ日本記録の13にあと1と迫った。

 山中は2ラウンドでカールソンの左目下を出血させ自分のペースを握る。5ラウンドで2度ダウンさせ、続く6ラウンドも1度のダウンを奪い、さらに7回に2度目のダウンをさせると勝負は決した。カールソンも何度も起き上がり反撃するファイトがあったが、流れを変えるには至らなかった。手を緩める事無くダウンを奪い続けたのは、全て山中らしい神の左によるものだった。

 山中の試合ぶりは見た目にもリラックスできていて余裕を感じさせた。チャンスと見るや連打を集中してダメージを与え続け、反撃されてもひるまない山中の好調さが際立った。タイトル連続防衛の日本記録が目の前にあっても、まるで意識していないかのようで今後の試合がますます期待される。山中も「相手が出てきた時の対処の仕方とかまだまだでした」と快勝ながら反省すべきところは冷静に分析している。