体の中に空気が溜まりすぎている感じがする時はありませんか。誰でも体内にガスは溜まるものであり、通常はゲップやおならとなって排出されます。しかし常にお腹が空気で張る不快感があり、しかもゲップやおならの回数が増えることがあります。もしかしたらそれは呑気症(どんきしょう)かもしれません。

呑気症って何?

呑気症とは「気を呑む」と書くように、空気を大量に飲み込むことで起こる症状です。胃や腸などに空気が溜まることで膨張感や不快感が現れます。上腹部痛や頭痛やめまい、また胃液が逆流して胸焼けや逆流性食道炎が起こることもあります。

空気を飲み過ぎてしまう理由

意識的に空気を飲み込もうとする人はいませんよね。ではなぜ大量の空気を飲み込んでしまうのでしょうか。様々な原因が考えられるうち、なかでもストレスが一番の原因とされています。私たちは通常、唾液を飲み込む時に、2〜4mlの空気を一緒に飲み込みます。ストレスが多いと唾液を飲む回数が増え、空気が溜まりやすくなるのです。

また意外にも呑気症は、歯を噛みしめたり食いしばる動作と強い関連があるといわれています。歯を噛みしめると、唾液や空気が喉の奥に溜まりやすい状態になり、これらが体内へと入ってしまうのです。歯の噛みしめが原因で起こる呑気症を特に「噛みしめ・呑気症候群」と呼ぶそうです。ストレスを感じずリラックスした状態であるときは、上下の歯を噛みしめることはなく、少し隙間があるのが普通です。

しかし緊張や興奮、ストレスがあると、歯をくいしばり噛みしめることが多くなります。こうして無意識のうちに空気が体内に溜まりやすくなり、しばしば歯を強く噛みしめることから、頭痛や肩や首の痛みなども起こりやすくなります。

普段からストレス発散を心がけて!

呑気症は原因がはっきりしないことも多く、決定的な治療法がないといわれます。しかし行動の癖、例えば無意識のうちに噛みしめてしまうことが原因となることもあり、これらの癖を直す、ストレスを溜めないようにする、また食生活の改善などを行っていきます。

呑気症を改善・予防する対策として、噛みしめグセのある人は意識的に噛みしめないようにすることが大切です。難しい場合は歯科医に相談してマウスピース作ってもらい、装着する方法もあるそうです。また食事の際早く食べる癖があると空気が体内に入りやすくなるので、よく噛んでゆっくり食べるようにしましょう。アルコールや炭酸飲料もガスが溜まりやすくなるので、摂りすぎには注意しましょう。

神経質であれこれと気にしやすい体質の人がなりやすい呑気症です。ストレスは万病の元といいます。趣味やスポーツ、友達とおしゃべりすることなどで、普段からストレス発散を心がけましょう。


writer:Akina