舞台の主役めぐり遺恨?嵐・櫻井翔と松本潤に”不仲説”の背景
嵐の櫻井翔(35)と松本潤(33)に不仲説が浮上していることを、発売中の『週刊新潮』(新潮社)が報じている。記事では、取材に応じたキー局幹部が「櫻井と松潤の間には微妙な『空気』が流れています」と衝撃コメント。慶応ボーイとしてインテリキャラを前面に打ち出す櫻井翔と、コンサート演出を手掛けるなど運営役としてのポテンシャルを発揮する松本潤という対立軸で、抜き差しならない冷戦状態にあることを指摘した。
「櫻井はテレビ朝日アナウンサーの小川彩佳(32)との交際が発覚。一方で、松本は昨年末に二股愛が報道されました。松本にとっては一段と敵対心を燃やす状況であることは間違いありません」(週刊誌記者)
記事中では、ジャニーズの演出面での総責任者であるジャニー喜多川氏(85)が、後継者に滝沢秀明(34)と並んで松本を候補としていることも伝えている。松本に関しては演出の才能を買っていて、人気のあるうちに嵐を卒業させて演出家に転向させるプランも浮上しているようだ。
そもそも松本はデビュー当時、二宮和也(33)と不仲だったとされる。嵐の元スタッフによる告発本によれば、何かとガッつきやすい松本が、安穏としたゆるさが売りの二宮に苛立ちを抱えていたという。
両者の険悪さは時間とともに解消されたが、松本の矛先は櫻井に代わったのだろうか。
■SMAPの二の舞の可能性も04〜05年に上演されたミュージカル『ウエストサイドストーリー』で、松本は櫻井、大野智(36)と出演。その際、主役の座を巡って松本と櫻井が対立。結果的に櫻井が主役となったが、当時の遺恨が尾を引いているようだ。
「事務所は当初、顔だちの整った松本を嵐のセンターとして引き立てた。しかし、松本の人気は思いのほか上がらず、特別に中心人物を設けないかたちで売り出すことで、嵐は成功しました。ただ、松本としては嵐のセンターは自分だという意識を捨てきれず、忸怩たる思いを抱える場面も度々ありました」(スポーツ紙記者)
櫻井も慶応大卒業という経歴を自身の矜持としている。周囲のジャニーズタレントにひけらかすことが多々あり、時に軋轢を生むことも。
今やSMAPに代わるジャニーズの顔となった嵐だが、その結束はもろく、SMAPのように空中分裂する可能性を常にはらんでいる。
文・鈴木雄二(すずき・ゆうじ)※1977年、神奈川県出身。全国紙社会部に在籍し、警察・検察などの事件取材や、ブラック業界、芸能界などの分野を幅広く取材している。主な著書に「警察のすべて」(宝島社刊・共著)がある。