喜び、怒り、悲しみ...どうする? 感情と丁寧に付き合うコツ #ごきげんな私を作る

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強い感情を感じたとき、身体の中に鋭い感覚が走るのを感じたことがありますか?
何かに対して強い怒りを感じたときに、まさに怒りに「火がついた」ような感覚が身体の中を突き抜けるのを感じたり、悲しみを感じたとき、胸のあたりに重い石がずしんとのっているように感じたりするあの感覚です。
感情が身体に与える影響
感情は目には見えませんが、心だけでなく身体の感覚を通してもしっかりと感じることができます。たとえば、自分が落ち着いているときは空気のように静かに存在しているのですが、何かがことが起きて揺さぶられたとき、まるで強い風が吹いたようにハッと気づかされますよね。風がエネルギーであるのと同じく、感情もエネルギーです。喜怒哀楽などの自分の感情に伴って、日々、私たちの心だけでなく身体にもさまざまな影響を与えています。
感情は身体に溜まってしまうこともある
感情にはいろんなタイプがありますが、喜びや嬉しさなどの明るい感情を感じているとき、人は心だけでなく身体も軽くなったように感じます。「軽快」「弾むような気持ち」などの言葉からも、心と身体が一体になって軽さを感じていることが分かります。一方で、怒りや悲しみ、嫉妬心などの感情を経験しているときには、心だけでなく身体で感じる感覚も、鋭くて重たいものとして経験しています。
特に、それが突然だったりびっくりするような形でやってきたときには、混乱や戸惑いを感じます。強い感情だと「ショック」となって自分の身体の中に感情のエネルギーが滞在してしまうこともあるのです。軽やかな感情のエネルギーは時間とともに拡散していきますが、重たいエネルギーは癒されるのを待って、長い期間身体の中に滞在し続けることもあるようです。その結果、身体に不調をきたすなどの影響が出てしまうことがあります。
「感じて手放す」が感情のフロー
現代心理学では、感情は自分に何らかの気づきを促すためのサインとして観察していきます。たとえば満たされた気持ちを感じるときは、今やっていることや起きている出来事が自分にとって利益がある可能性が高いとみます。一方で、怒りを感じるときは、自分に起きていることが自分にとって好ましくないことであることを知らせてくれています。今いる環境の見直しを問われていたり、自分のものの見方、考え方に変化が必要だと知らせてくれている可能性もあります。
人は、ネガティブな感情に居心地の悪さを感じるため、蓋をしてしまったり避けようとする傾向がありますが、感情を上手に利用して気づきに変えてゆくには、まずはしっかりと「感じる」ことが大切。感じて、手放す。それが感情と上手に付き合うコツで自然に沿った流れです。
強い感情を感じた1日の終わりの習慣に
眠る前に少しだけ時間をとって、自分の感情をもう一度しっかりと感じてみます。
目を閉じてゆっくりと深呼吸しながら感じる。明るい感情であれば、落ち着いてもう一度しっかりと感じることでポジティブなエネルギーに再度アクセスすることができ、感謝の気持ちが湧いてきて再度明るさ、軽やかさを心と身体に循環させることができます。
ネガティブな感情であれば、最初は感じることを拒否する気持ちが湧いてくるかもしれませんが、しばらく我慢してみます。すると、落ち着いた気持ちであらためて感じることで、その感情が運んできた深い意味にアクセスできることがあります。「どうしてこんな感情がわいてきたのだろう?」客観的に自分に問いかけてみます。
そして、自分に対する優しさと思いやりの気持ちで、ショックを癒していきます。大きな意味では、感情にはネガティブもポジティブもなく、全てが自分の体験です。これはいい感情、これは悪い感情と決めつけるのをやめてみると、自分の経験していることが、違った形で見えてきます。