開幕したゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017で「京楽ピクチャーズ.PRESENTS ニューウェーブアワード」受賞した駿河太郎、足立梨花、静野孔文

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3月2日、北海道夕張市で「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017」が開幕。本日から3月6日(月)までの5日間、招待作品として上映される話題の映画から野心的なコンペ作品に至るまで、全84作品の上映が多数行われ、豪華ゲストを招いたさまざまなイベントが催される。

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まず、夕張駅前では恒例の歓迎セレモニーが開催。鈴木直道夕張市長、地元夕張の方々やメロン熊たちが豪華ゲストを迎えた。黄色いハンカチを振りながら「おかえりなさい!」出迎えた約200人の市民らに、ゲストたちも笑顔で応えた。

続いて行われたオープニングセレモニーでは、鈴木市長が「今年の映画祭の3月6日までなのですが、夕張市は2007年の3月6日に経営破綻したんです」と夕張市の歴史を振り返り、「最終日にまる10年を迎えて、そこからは新しい夕張の一歩がスタートする。これも何かの縁だと思う」と感慨深げに語った。

そして、今年の「京楽ピクチャーズ.PRESENTS ニューウェーブアワード」受賞者である、俳優の駿河太郎、女優の足立梨花、アニメーション監督・映像演出家の静野孔文が登壇。

男優部門で受賞した駿河は「うれしいけど、“ニューウェーブ”なのに今年で39になる僕でいいのかなという気もしました(笑)」と笑わせながらも、「今、お芝居がすごく楽しい時期。そんな時にこうして目に見える賞をいただけて本当にうれしいです。これからも役者道を精進していきたい」と意気込みを語った。

女優部門の足立は「映画祭で賞をいただくのは初めてで緊張していましたが、たくさんの方から『おかえり』と言っていただけて緊張がとけました」と市民らの出迎えに感謝。「また皆さんに『おかえり』と言ってもらえるようにたくさん映画に出演して、この映画祭に帰ってきたい。もっとたくさん皆さんに観ていただけるようにがんばりますので、これからもよろしくお願いします!」と今後の抱負を力強くコメント。

静野は「海外の仕事ばかりで皆さんの目につきにくい仕事ばかりしてきた私が、このようなすばらしい賞をいただいたことにビックリしています。この受賞を機に、これからは日本でのフィルムづくりを精力的に行っていきたいと思っています」と語った。

そして、オープニングを飾るのは特別招待作品部門の『ひるね姫〜知らないワタシの物語〜』(3月18日公開)。「東のエデン」「攻殻機動隊S.A.C.」などを手がけてきた神山健治が監督と脚本を務め、高畑充希ら豪華声優陣が結集したオリジナルの劇場アニメーションだ。

上映前には本作の岩佐直樹プロデューサーが登壇し、「公開まであと2週間ちょっとですが、完成したのが先週の金曜日で、出来たてほやほや。神山監督らしいSFファンタジーの要素もありますし、家族の絆のドラマでもあります。そして、最後は素敵なラブストーリーだったなと思っていただけるはず。いろいろな世代の人がそれぞれの立場で観られるので、楽しんでいただきたい」と見どころを解説した。

今年で27回目となる本映画祭では、オフシアター・コンペティション部門、インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門参加作はもちろん、クロージング作品の『哭声/コクソン』、本年度のアカデミー賞にもノミネートされていた『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』『LION/ライオン〜25年目のただいま〜』といった洋画や、斎藤工の監督作『blank13』など話題作が目白押しとなっている。【取材・文/Movie Walker】