雪の中大声援で迎えられた斎藤工

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 「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017」が3月2日、北海道・夕張市で開幕した。歴代最年少でコンペティション部門の審査員を務める武田梨奈、「ニューウェーブアワード」受賞の駿河太郎、足立梨花、自ら監督した長編「blank13」が上映される斎藤工、同作に出演する村上淳らが市民の熱烈な声援に迎えられた。

 開会式を前に、屋外で行われた市民による歓迎セレモニーには市民約200人が会場に足を運び、雪の上に敷かれたレッドカーペットを歩くゲストたちに向けて、おなじみの黄色いハンカチを振りながら「おかえりなさい!」と温かく声を掛ける。新進俳優に贈られる「ニューウェーブアワード」の第1回(2014年)受賞者で、今回はコンペティション部門の審査員として凱旋を果たした武田、同様にすっかり同映画祭の常連となった斎藤らが姿を見せると、ひときわ大きな声援が飛んだ。

 オープニングセレモニーでは、今年のニューウェーブアワード受賞者の駿河太郎(男優部門)、足立梨花(女優部門)、アニメーション監督の静野孔文(クリエイター部門)が登壇。駿河は、今年39歳での“ニューウェーブ”アワードに「嬉しい半面、僕でいいんかな? という気もした(苦笑)」と自虐気味に語りながらも、「またみなさんに『おかえり』と言ってもらえるように精進したい」とさらなる飛躍を誓う。

 足立も市民の温かい歓迎に感激した面持ちで「映画祭で賞をいただくのが初めてで緊張していたんですが、ここに着いてたくさんの方に『おかえり』と言っていただけて嬉しくて緊張が解けました。たくさん映画に出演してまたここに帰ってきたいと思います」と出演作を携えての再訪を約束した。

 今年で27回目を迎える同映画祭だが、2007年には夕張市が財政破綻。今年の映画祭最終日の3月6日は、奇しくも10年前に同市が「財政再建団体」に移行した日でもある。映画祭の名誉大会長を務める鈴木直道市長は、市民、関係者、参加者への感謝を述べると共に、映画祭会期中に、破綻から節目の10年を迎えることに、改めて「RESTART」という言葉を掲げた。

 今年は84作品が上映され、長編のコンペティション部門にあたる「ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門」には7作品がノミネートされている。