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緊張しちゃったのかな?

AmazonやFedEx、DHLといった配送会社がこぞって開発を進めているのが無人配送ドローンです。荷物が空を飛んで届けられるなんて夢がありますよね。しかしこれまで公開されてきたドローン配送実験のほとんどは宣伝目的なのが実情です。

この度アメリカの配送会社UPSも新たなドローンを開発。宣伝を兼ねてメディアを集めた公開実験を実施したのですが、何と大失敗してしまいました。宣伝どころではありません。

UPSの新配達ドローンの名は「ホースフライ」(アブ)。UPSのアイコンでもある茶色い配達トラックのスライド開閉式のルーフ内に設置され、ドックにつながっている間は充電を行ないます。ドライバーは重さ10ポンド(約4.5kg)以内の荷物をトラックのカーゴに入れるだけでOK。配達先の近辺に着いたらトラックのルーフがスライドして開き、配達先の軒先までドローンが配達してくれるというわけ。人が足で運んだほうが早いような気もしますが...。



UPSはメディアの前で一連の動きのデモンストレーションを敢行。予定通りトラックから飛び立ったドローンが荷物を配達し、ドックに戻ってくるまでは完璧!だったんですが、問題はレポーターがもう一度デモをお願いしたことから発生しました。

TechCrunchの記者Sarah PerezさんとLora Kolodnyさんのレポートによると、

月曜日(2017年2月20日)に行われたUPSホースフライの2度目の非公式デモンストレーションの最中、何らかの干渉が発生しドローンのコンパスに不具合が生じました。おそらく放送局のカメラの干渉だと思われますが、ドローンは飛び立つのに失敗し、戻ろうとしましたが、横に引っかかって落ちてしまい、閉まっている途中のルーフに挟まってクラッシュしかけました。

UPSの代表Burnsは「今まで起きたことがない」と誤作動について答えています。

UPSはのちに米Gizmodoに対し、ドローンは壊れてはおらず、開閉ルーフに挟まってもいないと説明。ドローンが体勢を崩した際に、オートパイロットからオペレーターの操作に切り替わり、体勢を立て直して無傷で地面に着陸させたそうです。

とはいってもメディアの前で失敗したのは少しまずかったですね。公開デモンストレーションを行なう前にもっとテストを重ねておくべきでした。



こちらの動画は、TechCrunchがアップロードした実際のデモの様子です。飛び立つのに失敗するのは2:30あたり。

しかし今回の失敗はUPSのドローンだけの問題ではないのかも。空を飛び交う無線通信は日々混雑しています。新しいガジェットが生み出されるたびに電波の帯域が圧迫されるからです。ゼンハイザーのワイヤレスヘッドホンでも接続問題が起こっています。

もし本当に無線の干渉が起きるなら、建物や人に衝突する危険性を持つドローンの無人配送は実用化できないかもしれません。はたしてドローンが荷物を配達してくれる未来はくるのでしょうか。

・Amazon Prime Air、ドローンによる配達に見事成功...だが道のりはまだ険しい

image: TechCrunch - YouTube
source: TechCrunch, YouTube

Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文]
(Shun)