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 博報堂こどもごころ製作所とユニバーサル ミュージックは、独自の音楽体験イベント「クラヤミレコード」を開発。その第一回イベントが東京・神楽坂で2月に開催された。

 2007年以降、暗闇で見知らぬ人と食事をする「クラヤミ食堂」を五感活性エンターテインメントとして開発してきた、博報堂こどもごころ製作所・クラヤミ食堂チームは、音楽イベント「クラヤミレコード」をユニバーサル ミュージックとともに企画した。その第一回イベントが2月24日・25日に開催された。

 「会場そのものがまるで楽器」と言われる卓越した音響空間を持つ神楽坂「the Glee」には、「アナログ音盤(別冊ステレオサウンド)」編集長の武田昭彦氏が厳選した、国内外で評価の高いスピーカーやアンプで音響システムを構築。参加者は、クラウドファンディング「CAMPFIRE」に登録されたいくつかのプランの中から好きなリターンを選択して参加する。

 イベントでは、音楽を楽しむ前にシャンパンなどのフリードリンクを楽しむ時間が設けられ、仕事帰りの人たちのあわただしさが落ち着いた頃合いで会場がやや暗くなり、アナウンスが始まる。参加者はあらかじめ配られた専用のアイマスクを装着しているため、静かに音楽を座って楽しむかと思いきや、1曲目は椅子から立ち上がり、音楽に合わせて手拍子をするよう促される。

 その後は自由にセットリストを楽しむ。今回のテーマは「伝説の島を探す航海の物語」。「順調な航海」「怪物に襲われた」といったシーンを感じてもらうことを主眼に選曲された。さらに「ラジオスターの悲劇」をはじめとする有名な楽曲のほか、カニエ・ウエスト、ジョン・コルトレーン、ビョーク、ビル・エヴァンスや、映画『ラ・ラ・ランド』の曲も含めて構成されている。

 照明を押さえた空間で大音量で音楽を楽しむクラブイベントが「音で刺激する」ことを主眼に置いているとすれば、クラヤミレコードは「音で包み込む」ことを目指している。参加者からは「音の布団に包みこまれたようだった」という感想もあったという。

 自分なりに音を楽しみ、音楽の持つ力に想いを馳せることができるクラヤミレコード。次回は5月19日(金)に開催される。

MarkeZine編集部[著]