28日、韓国メディアによると、世界最大規模の携帯通信見本市「モバイル・ワールド・コングレス2017」を舞台に韓国政府が平昌冬季五輪でお披露目する先端情報通信技術の宣伝を図るも、残念な結果に終わった。資料写真。

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2017年2月28日、韓国・聯合ニュースによると、世界最大規模の携帯通信見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)2017」を舞台に韓国政府が平昌(ピョンチャン)冬季五輪でお披露目する先端情報通信技術(ICT)の宣伝を図るも、残念な結果に終わった。

韓国・未来創造科学部はMWC初日の27日、スペイン・バルセロナの会場に105平方メートル規模の平昌五輪広報展示館をオープンした。規模では一般のグローバル企業にも引けを取らないものの、観覧客が楽しめるコンテンツはVR(仮想現実)動画、AR(拡張現実)グラフィック、3D中継の試演の三つのみ。VR動画の中身も、平昌上空からの単調な風景の連続で五輪との関連性はほぼなし。ARグラフィックはさらに「お粗末」で、ARゴーグルをかけると元フィギュアスケート選手のキム・ヨナのグラフィックが現れるが、空中で親指と人差し指をぶつける動作によりグラフィックの形を変える以外のコンテンツはない。さらに、これらの技術が五輪でどのように使われるか、具体的な活用法の説明も十分に行われていなかった。

一方、平昌五輪のテレビ中継で使用するというウルトラワイドビジョンのコーナーではK−POPのプロモーションビデオが一日中流され、展示館周辺にはK−POPの歌声だけが響いていた。

こうした残念な仕上がりの要因は、まず予算不足にあるという。同部は展示空間に予算を使い過ぎしまい、コンテンツの充実を図れなかったと説明する。そしてもう一つの要因は企画力不足。他の展示館では最新のグローバルICTのトレンドをさまざまな技法で公開していたのに対し、平昌五輪展示館では同様の洞察力や深さがみられなかった。

結果、すぐ隣の台湾企業の展示館には朝早くから押し寄せた観客の声があふれていたのに対し、平昌展示館は終始閑散、記者が見守った20分ほどの間、一人の客も訪れなかったという。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「K−POPは東南アジアでは受け入れられるかもしれないけど…」「五輪でK−POPはもうやめよう」「五輪の開会式にK−POPアイドルが出るなんてことになったら、本当に恥ずかしくて見られない」とK-POPに否定的なコメントや、「あまりにも能力のない政府。無意味な広報の醜態を世界に見せている」「現政権のマインドは70年代でダサい」「平昌ということは、これも崔順実(チェ・スンシル)と朴槿恵(パク・クネ)の作品でしょ」と大統領や政府を非難するコメントが多く寄せられている。

その他にも、「今後、韓国で国際大会を開くとなったら何が何でも反対する」「一生懸命準備してきた選手には申し訳ないけど、国がこんな状態なのになぜ五輪を開催するのか疑問」と、五輪開催自体に疑問を投じるコメントも寄せられた。(翻訳・編集/松村)