DAZNが配信の視聴不具合に関する会見を実施…次節に向けてプラットフォームの強化やテスト配信を実施へ

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 DAZNは2日、都内にて2017明治安田生命Jリーグの視聴不具合についての記者会見を実施し、ジェームズ・ラシュトンDAZN CEO、ウォーレン・レーDAZN開発部長、村井満Jリーグチェアマンが登壇した。

 2月26日(日)に開催されたガンバ大阪vsヴァンフォーレ甲府などが視聴できなくなったことに対して、村井チェアマンは「本来、スポーツは結果を見てしまってから配信を見るよりは、ライブで見たいというニーズがあることで、ライブストリーミングサービスを導入したわけでありますけども、今回の趣旨からしましても大変残念な形となってしまいました。本当に申し訳なく思っています。JリーグとDAZNは一つのチームとして連携して参りました。それぞれの役割に関しましては、まずはスタジアムでの中継の制作、DAZNへ制作データをお渡しするところまでがJリーグの一つの役割でございます。そして、それを配信用のデータに変換したりして、視聴者の皆様に様々なデバイスで最適化するような役割で配信を行うのがDAZNの役割でございました。今回、そういう意味ではスタジアムでの制作、もしくはデータをお渡しするところまでは問題なく対応できたのですけど、配信のところでトラブルがございました。第2節以降、万全を期して臨むつもりでございます」と謝罪した。

 DAZNのラッシュトンCEOは、「先週末のDAZNプラットフォームの不具合によって、ご迷惑をおかけした全てのファン、ライツホルダー、そしてパートナーの皆様に今一度心よりお詫び申し上げます。弊社は放送プラットフォームを提供している立場として、この責任を重く受け止めており、最初の週末の我々のプラットフォームのパフォーマンスは決して許されるものではないと思っています。トラブルの根本的な原因は既に解明されており、この問題は完全に解決しております。プラットフォームには再発防止のために、容量の増設など、システム強化を図っています。ファンの方々、メディアの方々の中には、これまで弊社から詳細の説明がなかったことに苛立ちを感じていた方もいたかと思います。しかし、この記者会見で皆様に納得していただければと思っています。弊社では全ての利害関係者の方々に対して、正直に率直に向き合っていく所存であることを強調したいと思います。私共は公に情報を出す際は、正確で確実な情報を提供していかないといけないと考えています。今回の非常に複雑なプラットフォームの問題に関しましては、メディアブリーフィングを開催するまで数日かかってしまいました」と説明、謝罪をした。

 今回の原因については、26日の午後4時頃に終了した7つの試合に対し「見逃し配信」を自動的に起動するコンテンツの制作ツールが同時に処理を開始したが、1つのプラットフォームに対して、7つの試合全てを処理することができなかったため、システム障害を引き起こしたと説明。結果としてデータベースの破損、さらに中継映像を変換するエンコーディングプラットフォームにも障害が発生した。ラッシュトンCEOは、「複数試合によるアクセス集中によるものではない」ことを強調している。

 対策として、エンコーディングプラットフォームの正常化、バックアッププラットフォームを新たに構築するほか、明日3日(金)に今週末に試合が開催されるJ1、J2の各スタジアムからテスト配信を実施する。

 今後の対応については、無料体験期間中の方には2週間の無料期間延長、既に月額料金を支払われている方は無料で2週間の延長となる(次回支払いが設定日から2週間後に引き伸ばし)。また、『DAZN for docomo』で契約している方には、NTTドコモからdポイント500ポイントが進呈される。