2016年8月に5代目とフルモデルチェンジした日産セレナの販売が相変わらず好調です。発売から1か月で2万台を超える受注を果たしていましたが、その勢いはとどまるところを知りません。

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発売開始からおよそ7か月、2017年2月末時点での受注台数は約6.5万台。これは歴代モデルと比べても突出したもので、『セレナ』という名前で売っているのではなく、明らかに市場からの評価を受けていることが見て取れます。

●歴代セレナ(2〜5代目)発売7か月後の受注台数(日産自動車発表値)
2代目(C24型):43,500台
3代目(C25 型):55,500台
4代目(C26型):48,500台
5代目(C27 型):65,000台

では、セレナが評価されている理由は何でしょうか。セレナの特徴といえば、量販価格帯のミニバンとして初めて採用した自動運転支援技術「プロパイロット」が挙げられます。その装着率は56%と半分以上ですが、デビュー当初は7割程度の装着率だったことを考えると、「プロパイロット」ありきではなく、ミニバンとしての本質が人気を集めているという風に見ることができそうです。

つまり、日常的な使い勝手の良さがセレナのアドバンテージと考えられます。具体的には、狭い場所でも開閉しやすい「デュアルバックドア」、足の動作でスライドドアを開閉できる「ハンズフリーオートスライドドア」といった同クラスのミニバンではセレナ独自の機能が、ミニバンユーザーに評価されているといえるでしょう。

また、3列それぞれに2個ずつUSB端子を用意するなど、実用性を考慮した装備も”かゆいところに手が届く おもてなし”を感じさせるのも選ばれている理由ではないでしょうか。

市街地での短距離ユース、ストップ・アンド・ゴーが多いシチュエーションではライバルであり、2016年のミニバンナンバーワンセールスとなったトヨタ・ヴォクシーのフルハイブリッド車にアドバンテージもありますが、価格差を考えると、セレナのマイルドハイブリッドも十分に比較できる性能を持っています。さらに、ハイブリッド4WDとなると、Mクラス・ミニバンではセレナしか選択肢がないのも事実。

歴代セレナが培ってきた使い勝手の良さと先進的メカニズムの好バランスが、セールスにつながったといえそうです。

(写真:冨士井明史 文:山本晋也)

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