日本の都市部では、電車や地下鉄、路線バスなどさまざまな交通手段があり、しかも、乗車運賃はとても安い。しかし、なかなか気軽に乗れないのが「タクシー」ではないだろうか。中国ではタクシー料金が給与水準に対してさほど高額ではないためか、比較的気軽に利用することができる。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本の都市部では、電車や地下鉄、路線バスなどさまざまな交通手段があり、しかも、乗車運賃はとても安い。しかし、なかなか気軽に乗れないのが「タクシー」ではないだろうか。中国ではタクシー料金が給与水準に対してさほど高額ではないためか、比較的気軽に利用することができる。

 中国メディアの騰訊は28日、「どうして日本のタクシーはこんなに高いのか」と題して、その理由を分析する記事を掲載した。

 近年、中国人の間では日本旅行の人気が高まっており、団体ツアーだけでなく個人旅行者も増えているが、記事は「日本のタクシーは高い」ため、万が一の時以外は乗らないようにと忠告。そのうえで日本のタクシーの乗車運賃の高さには、「どんな秘密があるのか」分析した。

 記事はまず、タクシーの経費には人件費、燃料費、車両代、保険料、車検料、メンテナンス費用、税金などがかかると紹介。そのうち日本では特に2つの項目が高いのだという。

 その1つが「検査費用」だ。タクシーは自家用車よりも10倍ほど走行距離が多いため、安全を考慮して日本のタクシーには、3カ月点検と12カ月点検とが義務付けられている。そのたびに消耗部品を交換し、検査費用もかかる。時には、会社は車両を交換することを選択することもあるため、コストがかかるのだと分析した。

 もう1つが「人件費」だ。なんとコストの70%も占めていると紹介した。日本では全国でタクシー料金が決められていて勝手に値下げすることはできないが、それは「運転手の収入に直接的な影響がある」ためだ。そして、収入が下がると運転手の「仕事への意欲」が低下し、ひいては「サービスの質」の低下にもつながるため、結局は「安全」を考慮した結果なのだと高く評価した。

 記事は最後に、日本のタクシーは中国に比べて高いため、成金の中国人以外は使わないほうが良いと再び注意を促しながら、日本のタクシーが高いのは、安全・安心を第一に考えているからであると、日本人の安全意識の高さを称賛した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)