ボツワナ北部にあるチョベ国立公園で水しぶきを上げるゾウ(2015年3月20日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】野生のゾウは1日の睡眠時間が極めて短く、深夜から明け方にかけて2時間ほどしか眠らないとの研究結果が1日、米オンライン科学誌プロスワン(PLOS ONE)に発表された。現在分かっている哺乳類で最短とみられるという。

 研究チームは、ボツワナのチョベ国立公園(Chobe National Park)に生息する雌の野生ゾウ2頭について、鼻に活動量計に似た装置を、首には全地球測位システム(GPS)とジャイロスコープ(姿勢制御装置)を備えた首輪を装着して、35日間にわたって活動を観察した。

 研究に参加した南アフリカ・ウィトウォーターズランド大学(University of the Witwatersrand)解剖学部のポール・メインジャー(Paul Manger)氏によると、鼻はゾウの体の中で最もよく動く器官で、5分以上動かない場合は眠っていると考えられるという。

 調査の結果、ゾウたちは午前2時〜6時の時間帯に1日平均2時間ほどしか睡眠を取らないことが分かった。立ったまま寝ることも多く、横になって眠るのは3〜4日に1回、せいぜい1時間程度だった。

 睡眠パターンは日中の活動量とは無関係で、例えば長時間移動した日でも睡眠時間が増えることはなかった。また、最長で46時間一睡もしないことが調査期間中に5回あったという。

 動物園での調査では、飼育下にある動物たちは毎日夜に4〜6時間ほど眠っていることが分かっている。
【翻訳編集】AFPBB News