調印式に臨む鄭麗君・文化部長(中央)

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(台北 2日 中央社)鄭麗君・文化部長(文化相)は1日、「過ちを繰り返さないため」として人権教育を強化する考えを示した。台北二二八紀念館や白色テロの時代に政治犯が収容された旧拘置所の景美人権文化園区(新北市)と緑島人権文化園区(台東県)などの文化施設を「不義遺跡」として整理し、今後の教育に役立てたいとしている。

台湾では、過去の人権侵害とその結果にどう対応すべきか再考する「移行期の正義」の取り組みが進められている。鄭部長は、目的は和解に向け邁進(まいしん)し、社会の信頼を回復することだと強調。社会の理性的な対話を求めた。

この日は文化部と台北市政府、二二八事件紀念基金会が、台北二二八紀念館、二二八国家紀念館、国家人権博物館準備処の共同研究に関する協力覚書に調印。鄭部長は、3年以内に移行期の正義について調査報告を提出したいと意気込みを語った。

(王靖怡/編集:齊藤啓介)