韓国の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備をめぐって中国と韓国の関係が悪化しつつある中、米メディア・クオーツが「中国には韓国を制裁する手段が40種類以上ある」と伝えた。

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2017年3月1日、環球網によると、韓国の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備をめぐって中国と韓国の関係が悪化しつつある中、米メディア・クオーツが「中国には韓国を制裁する手段が40種類以上ある」と伝えた。制裁が現実となれば、韓国人の生活が苦しくなるのは必至だという。

真っ先に制裁のターゲットになったのは韓流だ。中国は韓国の映画やドラマ、音楽にとって最大の海外市場だが、中国はすでに韓国の芸能人が中国で番組出演を申請することを拒否しており、韓国の芸能人が出演している映画やテレビ番組の放送を禁じている。

観光や自動車、化粧品などの産業も制裁ターゲットになるとみられている。香港科技大学の政治学専門家は、「韓国経済は中国に深く依存しているのに、その中国を怒らせてしまった。経済的なダメージは避けられず、韓国にはもはやどうにもできない」と話す。

韓国日報は28日、「THAAD配備が北東アジア情勢を揺るがしている」と報じた。韓国政府が配備に向けてペースアップしている中、中国と北朝鮮が再び手を結び、日米韓軍事同盟に対抗する恐れもあり、北東アジアの安全保障の構図は大きく揺らいでいる。

中国はすでに北朝鮮に対して関係回復の姿勢を見せており、北朝鮮も28日に外交トップの李吉聖(リ・ギルソン)外務次官が訪中。今後、北朝鮮に対する制裁で国際社会の足並みがそろわなくなることを懸念する見方も出ている。(翻訳・編集/岡田)