シュローダー・インベストメント・マネジメントが設定・運用する「シュローダー・インカムアセット・アロケーション(毎月決算型)Aコース(為替ヘッジなし)」(愛称:グランツール)がモーニングスター アワード ファンド オブ ザ イヤー2016の「バランス(安定成長)型部門」で最優秀ファンド賞を受賞した。シュローダー・グループのマルチアセット運用チーム欧州統括ヘッドのエイメリック・フォレスト氏(写真)に話を聞いた。

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 シュローダー・インベストメント・マネジメントが設定・運用する「シュローダー・インカムアセット・アロケーション(毎月決算型)Aコース(為替ヘッジなし)」(愛称:グランツール)がモーニングスター アワード ファンド オブ ザ イヤー2016の「バランス(安定成長)型部門」で最優秀ファンド賞を受賞した。2016年のトータルリターン、シャープレシオはともに上位20%以内で、ファンドのコンセプトである目標利回りを概ね達成していることが評価された。魅力的な利回りと安定運用の両立を目指す同ファンドについて、シュローダー・グループのマルチアセット運用チーム欧州統括ヘッドのエイメリック・フォレスト氏(写真)に話を聞いた。
 
――ファンドの特徴は?
 
フォレスト 『シュローダー・インカムアセット・アロケーション』(愛称:グランツール)は、魅力的な利回りが期待できるインカムアセットに分散投資し、市場環境の変化に合わせて資産配分を柔軟に変更することで、安定運用を目指すファンドです。安定的な利子・配当金などのインカム収益をトータルリターンの主な源泉とし、魅力的な利回りの安定維持を追求しています。
 
 ハイイールド債券、高配当株式、新興国債券、リート(不動産投資信託)など、世界のインカムアセットを投資対象とし、その時々の市場環境に応じて、魅力的な利回りとインカムの持続成長を重視して、資産配分比率を柔軟に変更します。世界約40カ国25,000銘柄の中から選別した、1,500銘柄程度に分散投資を行っています。
 
――資産配分と銘柄選択の強みは?
 
フォレスト 資産配分比率の決定は、アセット・アロケーションのスペシャリスト80名以上で構成される、マルチアセット運用チームが行います。世界最大規模のチームだからこそ可能な多面的なリスク分析やリスク管理体制は、当ファンドの強みの一つです。日々、市場環境をモニタリングし、必要に応じて資産配分を柔軟に変更することで、魅力的な利回りを追求しながらリスクを抑えた運用を目指しています。銘柄選択は、株式運用チーム、および、債券運用チームが担当します。
 
 利回りを重視した銘柄選択を行うものの、単に高い利回りを追求するだけでなく、破たんリスクなどが高い質の低い銘柄を避けるため、チームの調査・分析力をフルに活用します。利息や配当の持続可能性や成長性といった「質」がしっかりしているにもかかわらず、市場が見落としている魅力的な銘柄を選んで投資することで、パフォーマンスの向上を目指しています。
 
 魅力的な利回り追求とインカムの持続成長という投資哲学は、運用に携わる3つのチームに浸透しています。一貫した方針のもと、それぞれの運用チームが専門分野における強みを発揮し、協働で運用を行っています。この意味で、当ファンドは、シュローダーの英知を結集したファンドと言えます。
 
――投資家の反応は?
 
フォレスト 当ファンドと同種の投資戦略は、利回り追求と安定運用というわかりやすさから、アジアや欧州の個人投資家中心に人気を博しています。背景には、投資環境の後押しもあったと考えています。世界的に長引く低金利環境下、投資家の利回り志向は強まる傾向にあります。
 
 一方で、近年、金融市場を揺るがすようなマクロ経済要因が増え、分散投資だけではリスクヘッジが不十分であるという考えが広がりました。しかし、自分でタイミングを見極めて資産配分を調整するのは難しい。その結果、市場環境に合わせて資産配分を調整するアセット・アロケーション型ファンドのニーズが高まりました。
 
 魅力的な利回りと資産配分の柔軟な変更を求める投資家のニーズと、ファンドの投資戦略がうまくマッチしたことで、支持が広がってきたのではないかと考えています。
 
――投資家へメッセージは?
 
フォレスト 「グランツール」は、毎月決算型と1年決算型、それぞれに為替ヘッジありとなしを設けた4つのコースをご提供しています。為替の見通しや資産運用の目的などに合わせて選択できるため、幅広い年齢層に役立つファンドと考えます。
 
 運用チームでは、当ファンドを「グッド・ナイト・スリープ・ファンド」と呼んでいます。魅力的な利回り水準を確保しつつ、ダウンサイドリスクを管理することによって、安心して中長期的に保有できるファンドを目指す、という意味を込めています。日本の投資家の皆さまにもポートフォリオのコア資産として、ぜひご活用いただきたいと考えています。