テニス、イタリア国際、女子シングルス決勝。トロフィーを掲げるマリア・シャラポワ(2015年5月17日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】女子テニス、四大大会(グランドスラム)通算5勝のマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が、5月に行われるイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2017)のワイルドカードを獲得した。大会主催者が1日、発表した。

 元世界ランキング1位のシャラポワは、4月24日に開幕するポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2017)で、ドーピング違反による1年3か月の資格停止処分から復帰することになっている。

 5月15日から21日にわたって開催される大会の主催者はこの日、ツイッター(Twitter)で「3度の大会女王@MariaSharapowaにメインドローのワイルドカードを与えたことを公式発表する」とつづった。

 シャラポワは、昨年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)のドーピング検査で禁止薬物のメルドニウム(Meldonium)に陽性反応を示して以来、実戦から遠ざかっている。

 国際テニス連盟(ITF)は当初、シャラポワの資格停止処分を2年間と定めていたが、後にスポーツ仲裁裁判所(CAS)が1年3か月に短縮している。

 シャラポワはすでに、イタリア国際の直前に行われるマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2017)のワイルドカードも獲得していた。

 しかし、欧州で開催されるクレーコート大会の中でも位置付けが高い3大会のワイルドカードがシャラポワに与えられたことについて、男子世界ランク1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は異議を唱えている。

 マレーは、英紙タイムズ(The Times)に対し「自分の力で復帰を果たすべきだと思う」としたうえで、「でも、ほとんどの大会は自分たちのイベントにとって最善のことをすると思う。ビッグネームの出場がチケットを多く売ることにつながるのなら、彼らはそうするだろう」と語った。

 現在、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2017)に出場しているマレーは同日、改めて自身の立場について具体的な発言を求められると、「そのことについては昨日も話したし、自分の考えは明確にした」とコメントを控えた。

「正直言ってこの質問には、1年以上にわたって答えている。他に何を言うべきとされているのかわからない」

 また、元世界1位でグランドスラム通算18勝を誇るロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)も、同大会2回戦でエフゲニー・ドンスコイ(Evgeny Donskoy、ロシア)にまさかの敗北を喫した直後、シャラポワをめぐる論争に関わることを避ける姿勢を見せた。

「その人の立場によってどちらとも取れる。それに、資格停止処分を受けた理由が問題になるのかもわからない。結局のところ、資格停止は資格停止なのだから」
【翻訳編集】AFPBB News