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リバーベッドテクノロジーは3月1日、SD-WAN最適化ソリューション「Riverbed SteelConnect」において、Microsoft Azureに数クリックでSD-WAN接続を可能にする機能、および、SD-WANとWAN最適化をシングルデバイスに統合した新製品「Riverbed SteelHead SD」を提供開始した。

社長のレオ・キーリー氏は「ガートナーは、企業が2020年までにクラウドの移行に費やすIT投資の金額は1兆ドル以上に達すると予測しており、今後もクラウドが爆発的に普及していくと思われる。しかし、パフォーマンスの面で、ネットワークはこの変革に追いついておらず、企業は根本的にネットワークを再設計する必要に迫られている」と、クラウド普及に向けての課題を指摘した。

このようなクラウドネットワークにおける課題を解決するため、今回、同社は新製品および新機能をリリースした。これらについては、技術本部長を務める 草薙伸氏が説明を行った。

同社はSteelConnectの早期アクセス版を2016年4月発売し、2016年9月にSteelConnect 2.0の提供を開始した。SteelConnectの顧客は300を、トライアルの数は1600を超えているという。

草薙氏は同社のSD-WANが売れている理由について、「まず、製品のコストが低い点がある。また、VPNルータに比べて導入と運用のコストも安いうえ、回線コストもMPLSとインターネット回線を併用できるので抑えることができる。ただし、日本においてはMPLSとインターネットの価格差があまりなので、回線コストのメリットは当て浜習いかもしれない」と語った。

数回のクリックで、SD-WANをパブリッククラウドにプロビジョニングできる機能は、既にAWS(Amazon Web Services)に関しては提供が開始されており、今回Microsoft Azureでも利用が可能になった格好だ。

草薙氏はデモを披露したが、実際に、SteelConnectの管理画面から数回のクリックでMicrosoft Azureに対し、SD-WAN接続をプロビジョニングすることができた。

一方、「SteelHead SD」の特徴について、草薙氏は「SD-WANとWAN最適化は連携する必要がある。WAN最適化ソリューションにおいては重複するデータを流さないため、データが見えなくなる。そこで、SteelHead SDはSD-WANとWAN最適化においてアプリケーションIDを共有することで、利用されているアプリケーションが認識できるようになっている」と説明した。

IPSecのトラフィックが10Gpsを超えるような大規模なデータセンターを対象とした「SteelConnect SDI-5030」も提供が開始された。同製品は同社のロードバランサー「Riverbed Interseptor」と併用することで、1000を超えるサイトをサポートする。