田中(16番)はワントップのポジションで先発出場。しかしシュートチャンスが少なく、ノーゴールに終わった。(C) Getty Images

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[アルガルベカップ・グループリーグ1節]日本1-2スペイン/3月1日/パルシャル
 
 日本女子代表は3月1日、アルガルベカップの初戦に臨み、1-2でスペインに敗れた。
 
 昨年4月に高倉麻子監督の就任後、初の公式戦となったこの試合。指揮官は、4-2-3-1のシステムを採用した。先発メンバーはGKには山根恵里奈、守備陣は右から鮫島彩、高木ひかり、熊谷紗希、北川ひかる。2ボランチは阪口夢穂と佐々木繭、2列目は右から中島依美、増矢理花、中里優が並び、ワントップには田中美南が入った。
 
 試合は立ち上がりからスペインにペースを握られる。スペインのスピーディなパスワークに翻弄され、ボールの奪いどころを絞れない日本は守備の時間が続いた。
 
 日本のファーストシュートは24分。中里が右サイドで受けると中央に切り込んで右足を振り抜いたが、このシュートは相手のブロックに遭ってしまう。
 
 日本のチャンスは続かず、その後もスペインに攻め込まれる展開は変わらない。35分には左サイドから、さらに38分には右サイドを突破されてピンチを迎えるも、GKの山根を中心に耐え凌ぎ、前半を0-0で折り返した。
 
 流れを変えたい後半は、増矢を下げてドリブラーの横山久美、さらに佐々木に代えてテクニシャンの長谷川唯を投入する。
 
 それでも後半序盤は守勢に回る状況は変わらない。50分には、山なりのミドルシュートをGKの山根が取り損ね、”あわや”というピンチも。
 
 徐々に日本が攻撃のリズムを作り出したのは55分過ぎ。58分には、横山がスルーパスに抜け出しGKと1対1を作る。ただしこれはオフサイドの判定に阻まれた。
 
 流れが傾いてきたと思われた矢先の59分。左サイドからのスローインを受けたメセゲルに強烈なミドルシュートを見舞われ、日本はスペインに先制点を献上してしまう。
 
 さらに71分には、GKのキックを相手に奪われると、そのまま突破を許し追加点を奪われる。これで2点のビハインドとなった。
 
 反撃に出たい日本は82分、後半から出場した長谷川と横山のふたりが魅せる。長谷川が中央から鋭い縦パスを通すと、抜け出した横山がGKとの1対1を冷静に沈めた。
 
 一矢報いた日本は終盤に攻め立てるも、同点には至らず、1-2で試合は終了。約1年ぶりとなる公式戦は、課題が多く残る敗戦となった。
 
 なでしこジャパンの第2戦目は3月3日、アイスランドとの対戦となる。