冬の京都を訪れた中国人女性が「京都駅でディープな自由旅行を楽しんだ」と当時の体験を旅日記の中で振り返っている。写真は京都駅。

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冬の京都を訪れた中国人女性が「京都駅でディープな自由旅行を楽しんだ」と当時の体験を旅日記の中で振り返っている。

冬の京都には貴さを感じるほどの静けさがあった。奈良よりも気温が低く、日の当たらない場所でバスを待つにはあまりにも寒い。日本の車は左側通行で、このルールに慣れていない私たち。歩き回るうちに方向を見失ってしまい、結局、「一度京都駅まで行こう」ということになった。

始発のバス停から乗車して向かった京都駅は半開放式だ。京都の交通の要で、毎日たくさんの乗客がこの駅を利用する。スーツケースを持った人をよく見かけたが、きっと私と同じ、中国から来た観光客なのだろう。皆さん、お疲れ様です!

京都駅のすぐ近くには巨大な中央郵便局がある。夫は上機嫌で駅や郵便局を見学し、地下のショッピングモールでやっていた抽選会にもうれしそうに参加していた。賞品は小さなサラダドレッシングとマヨネーズが1袋。観光客もこんな体験ができるなんて、「日本に旅行に来る中国人観光客はそんなに多くないのでは」なんて思ってしまった。私たちの旅行は本当に自由気ままだったのだ。

中央郵便局はとても大きく、1階のカウンターには中国語を話せる中国系の女性職員がいた。彼女の説明を受けながら、私は愛する家族や友人たちに宛てたはがきを投函。入り口では保険勧誘の人からパンフレットを手渡されそうになった。私たちのことを日本人と勘違いしたらしく、私が「いりません」という仕草を見せると相手はパンフレットを引っ込め、何とか聞き取れる中国語で「こんにちは、中国?」。私は力いっぱいうなずいた。

私はより多くの外国人が中国語を学んでくれることを期待している。そうすれば海外旅行に行くために外国語を勉強する必要などなくなるからだ。いつか、私のこの流暢な北京語で世界中を自在に旅できる日が来ますように―。これが成績がイマイチだった私の夢なのだ。(翻訳・編集/野谷)