川崎は2試合を終えて勝点2としている

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[ACL第2節]東方SC 1-1 川崎/3月1日(水)/香港・旺角

 イラン人主審の不可解なジャッジに苦しめられた川崎が、格下相手に消化不良のドロー決着となった。

 川崎は、遠征メンバーに中村憲剛、家長昭博、大島僚太ら主軸を帯同させず温存。三好康児、板倉滉といった若手のほか、前線の森本貴幸、ハイネルなどが先発した。

 試合は序盤に波乱の展開が待っていた。14分、川崎ディフェンスラインの背後を取ろうとした相手選手とDFの奈良が並走して競り合うと、ペナルティエリア内で両者が転倒。微妙なシチュエーションとなったが、イラン人レフェリーはペナルティスポットを指し示す。東方にPKが与えられる。
 
 さらに奈良は得点機会を阻止したとして一発退場を命じられてしまうが、このジャッジもまた微妙なところだ。国際サッカー評議会(IFAB)はすでに昨年3月、PKが与えられるファウルに対しては、その反則内容によっては「退場」ではなく、「警告」とするルール改正を行なっている。

 ただし、ホールディングやプッシングなどの手を使ったファウルには適用外で、奈良の当該プレーは、程度としては著しくひどいファウルだったとはいえないものの、一方で相手選手との競り合いの際には、手が出ているようにも見える(もちろん相手側も同様だ)。主審からどのような視点でファウルを取ったのか明らかにされない限り、ルール運用の問題は云々できないが、兎にも角にも主審は敢然と奈良にレッドカードを突き付けた。
 
 結局、川崎は東方のブレダ・ロドリゲスにPKを決められ、先制を許す苦しい展開に。残り76分を10人で戦うこととなる。

 その後、川崎は中盤の三好、前線のハイネルらを中心にボールを支配。東方ゴールを窺うものの決定的なシーンは作り出せず、前半を終了する。

 後半に入り、まずリズムを掴んだのは川崎。右サイドから田坂がクロスを入れると、ハイネルを経由し、最後は板倉がスライディングで押し込み、川崎が同点に追いつく。

 さらに攻勢に出る川崎だが、東方もカウンターから反撃の糸口を掴む。67分にはCKからミッチェルに決定的なヘディングシュートを許すが、これを森本が間一髪クリア。なんとか事なきを得る。

 さらに80分にもリー・ホンリンのクロスからマッキーがヘディングシュート。今度はGK新井章太が好セーブで阻む。

 防戦を強いられた川崎も、途中出場の小林悠がヘディングシュートを放ったが枠をとらえ切れず。終盤にはラフプレーを犯したハイネルにもレッドカードが提示され、川崎は退場者ふたりを出した末に、格下相手にドローという結果に終わった。

 川崎は今大会、2引き分けとし、勝点を2としている。