鉄壁のガードで悪の巣窟に!

まだ東西冷戦の真っただ中にあった1985年、イギリス国防省は、イングランドのウィルトシャー州に核シェルターを設けました。たとえ核戦争が勃発したとしても、すぐさま政府要人らを避難させ、安全な場所から指導力を発揮する「Regional Government Headquarters Chilmark(RGHQ Chilmark)」なる危機管理体制が築かれたのです。

のちの冷戦の終結に伴い、RGHQ Chilmarkは役目を果たしたとの判断が下され、1992年には運用を停止。その後、核シェルターを含む現場はオークションで売り飛ばされ、現在まで日の目を見ることはありませんでした。

……ですが、このほどBBCによると、通報を受けた警察当局が、放棄されたはずの核シェルターの中から深夜に3人の男性が出てくるのを発見。そのまま一緒に内部へと入ると、なんと不法に大量の大麻草を栽培されていたのです。まだ15歳の若者を含め、大麻栽培に従事している現場を差し押さえました。

同事件に関して、捜査官のPaul Franklin氏は、Facebookでこのように説明しています。

内部は2階に分かれ、約20の部屋が並んでいた。各部屋の大きさは200フィート(約60m)×70フィート(約21m)。ほとんどすべての部屋が大麻草の栽培のために作り替えられており、これまでに何度も収穫が行なわれた形跡があった。

核シェルターという、カギがなければ誰も侵入することはできない秘密空間で、120万ドル(約1.3億円)以上の価値を有する数千本の大麻草が、ビッシリと植わっていたというのですから、これは驚きですよね〜。

また周囲から巧みに隔絶された世界での栽培環境もさることながら、当局は、まだ十代の若者たちが、違法な大麻ビジネスに複数名携わっていたことの重大性も憂慮しています。英国外から不法入国してきた人も少なくないため、国際的な組織犯罪の疑いが持たれています。

通報があったから初めて明るみになったものの、一体いつからこんな悪事を働いていたんでしょうか?

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image: Wiltshire Police - Facebook
source: BBC, Wiltshire Police - Facebook

Michael Nunez - Gizmodo US[原文]
(湯木進悟)