司会のジミー・キンメルとの「ライオン・
キング」パフォーマンスが話題に (C)2016 Long Way Home Holdings Pty
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 5歳で迷子になった男性が、Google Earthを駆使して25年ぶりに生まれ故郷を見つけ出した実話を映画化した「LION ライオン 25年目のただいま」で、主人公の少年期を演じた子役サニー・パワールくんが、作中での名演のみならず米ロサンゼルスで2月26日(現地時間)に行われた第89回アカデミー賞授賞式でのキュートな振る舞いで話題を集めている。

 インドの貧しい村で暮らす5歳の少年サルー(パワールくん)は、停車中の長距離列車で眠り込んでしまい、家族と離ればなれに。その後、数奇な運命をたどってオーストラリアの夫婦の養子となったサルーは、友人のアドバイスを受け、Google Earthで故郷を探し始める。青年期のサルーを演じたデブ・パテルと育ての親スーに扮したニコール・キッドマンが共にオスカーにノミネートされたほか、撮影賞、脚色賞、作曲賞の計6部門で候補に選出された。「キャロル」のルーニー・マーラがサルーの恋人ルーシー、「オーストラリア」のデビッド・ウェンハムがスーの夫をそれぞれ演じる。

 数千人の子どもたちの中から主役の座を射止めたパワールくんは、演技未経験の新人にもかかわらず家族と離ればなれになったサルーの不安や孤独、徐々に芽生えてくるたくましさを全身全霊で演じきっており、作品に説得力をもたらしている。「スラムドッグ$ミリオネア」や「チャッピー」で知られ、サルーの青年期を演じた若き演技派パテルは「サニー(・パワールくん)は名前のとおり、まさに太陽みたいな子だよ! 彼を初めて見て、複雑な感情をちゃんとつかんでいて本当にびっくりした。魂をこめた演技のできるかわいらしい子だよ」と絶賛。

 第89回アカデミー賞授賞式では、パワールくんが黒のタキシードと蝶ネクタイを着こなし、片言の英語で記者の質問に答える姿が参加者のみならず、世界中で話題を集めた。中でも、司会者のジミー・キンメルがパワールくんを抱き上げてディズニーアニメ「ライオン・キング」の名場面を再現したひとコマでは、会場中を笑いと喝さいが包んだ。授賞式に参加したサミュエル・L・ジャクソンは自身のインスタグラムにパワールくんとの写真をアップし「『LION ライオン 25年目のただいま』のサニー・パワールこそが今夜の最優秀男優賞受賞者だ! 最高!」とテンション高くコメント。レッドカーペットでは「ハクソー・リッジ」(6月24日公開)で主演男優賞にノミネートされたアンドリュー・ガーフィールドが自ら握手を求めにいくなど、スターたちをとりこにしていた。

 「LION ライオン 25年目のただいま」は、4月7日から全国公開。