「Diamonds」や「We Found Love」などのヒット曲を飛ばすシンガーソングライターとして、さらに最近ではコスメ・ファッション業界から注目されるリアーナ(29歳)。そんな彼女、実は人道支援にも熱心に取り組んでいる。その活動が認められハーバード大学の「人道主義者賞」を受賞し、現地時間2月28日に行われた授賞式でスピーチを行った。

リアーナは、2012年に自身の祖父母の名前を称えた「クララ・ライオネル基金」を設立。過去、健康や教育などの分野で、世界規模で支援活動をしてきた。

<ピープル誌>によると、今回の受賞理由は「リアーナが、自身の故郷バルバドスにあるクイーン・エリザベス病院に、乳がん患者のための腫瘍学&核医学研究センターを設立するため、多額の寄付をしたことを讃えて」とのこと。

met the bravest, most humble kids and young women this week! I can't wait to share more! #CLF #GC #GPE

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授賞式では、「ハーバード・ファンデーション」のディレクター、S・アレン・カウンター博士に表彰され、観客からは盛大なエール! 「私、ハーバードにデビューしちゃったわ!」と少し照れながらもステージに立ったリアーナは、その思いを伝えた。

私が5歳か6歳の頃、テレビのコマーシャルで、発展途上国の子供たちが大変な生活を送っているシーンを見たのを覚えています。「25セント募金すると、子供1人の命を救える」というコマーシャルね。それを見て、アフリカの子供達みんなを支援するために、どれだけ25セントを貯金できるかな、と考えたことがあります。その時「大きくなったら、お金持ちになって、世界の子供たちを救うんだ!」と心に決めたんです。
私たち人間は皆、"チャンス"を求めています。人生においてのチャンス、教育面でのチャンス、そして未来を願ってのチャンス…。「クララ・ライオネル基金」の使命は、1人でも多くの人の生活に手を貸すこと。でもそれは、1人への支援から始まります。たった1人でも助けてあげることで、明るい未来と願望が見えてくるのです。
我々1人ひとりが、誰かに手を差し伸べるチャンスを持っています。見返りを求めずに、人を助ける…。それが私にとっての「人道主義者」です。

さらに「有名にならなくても、大学を卒業していなくても"人道主義者"にはなれるわよ!」とも語ったリアーナ。彼女の言葉からは、自分の隣に座っている人や身近な人から、自分ができるどんな小さなことでもいいから、まずは始めることの大切さが伝わってくる。

スピーチ中には「でも今日このステージに立って"大学"に憧れちゃったけど…もしかしたら、またここに戻ってくるかもね!」と笑う姿も。

#THROWBACKTHURSDAY

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I could understand every word she wanted to say #happybirthdaydolly

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2012年にがんのため他界したリアーナの祖母は、よく「1ドルあったら、たくさんの人を助けられるのよ」と、口癖のようにリアーナに話していたのだとか。そんな大好きなおばあちゃんの名をつけて始めた「クララ・ライオネル基金」での人道支援。空の上から、きっと誇らしく見守ってくれているはず。

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