毎週日曜日の朝は、フジテレビ系で「ドラゴンボール超」(9時スタート)と「ワンピース」(9時30分スタート)が続けて放送されており、この並びは公式で「ストロング9」と命名されている。2月19日放送の「ドラゴンボール超」では、「ワンピース」のキャラクターをパロディしたかのような新キャラが登場。これに対し、SNSをはじめとしたネット上では「『ストロング9』のコラボが起こった」と話題になっている。

出典画像:「ドラゴンボール超」公式サイトより

 

「ドラゴンボール超」にサンジそっくりのキャラが……

アニメ「ワンピース」は尾田 栄一郎による原作漫画を元に作られている反面、「ドラゴンボール超」は漫画原作者の鳥山 明が関わってはいるものの、原作漫画というものが存在しない(「Vジャンプ」で漫画「ドラゴンボール超」は連載中だが、現在はアニメが先に進行している)。そんな自由度が高そうな「ドラゴンボール超」だからこそできたのか、第79話から新たに登場したバジルというキャラクターが、「ワンピース」のサンジに激似とネット上で話題に。

 

バジルの見た目は二足歩行のオオカミがマントをつけているといった感じで、サンジとは似ても似つかない。激似と指摘されている部分はその戦闘スタイルにある。サンジは料理人ということで、戦闘では手を使わず足技だけを繰り出すのだが、バジルもまた足技が得意で蹴りばかりを使用していた。

 

そして極めつけは、両者の必殺技だ。サンジの必殺技は、赤く光るほどの高熱を帯びた脚で相手を蹴りつける「悪魔風脚(ディアブルジャンブ)」。一方、バジルの技は赤いオーラを脚に宿して、脚から強力なエネルギー弾を放出する「シャイニング・ブレスト」というもので、「悪魔風脚」とかなり似ている。必殺技前の予備動作に関しても、片足を上げた構え方は瓜ふたつ。

 

そんなバジルの姿を見た視聴者は「完全にサンジじゃないか!」「蹴り技の時点でサンジだったけど赤い脚はもう言い逃れできんなwww」「ドラゴンボールにサンジが出てるんだけど」と大いに盛り上がっていた。

 

ドラゴンボールとワンピースのつながりとは?

「ドラゴンボール超」と「ワンピース」は同じ局の前後に放送されているという繋がりのほかにも、原作がどちらも「週刊少年ジャンプ」で連載、アニメ制作会社も同じく「東映アニメーション」という共通点がある。さらに、尾田 栄一郎は鳥山 明を「最も尊敬している」と公言し、「ワンピース」と「ドラゴンボール」のコラボ作品「CROSS EPOCH」を共同で執筆したこともある。

 

ちなみに、バジルは魔人ブウと戦ったのだが、ブウは腕を伸ばしたり、首を後方へゴムのように伸ばして戻るなか相手に頭突きをするなど、まるでルフィのような戦い方をしていた……ということもお伝えしておこう。