北朝鮮の金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件で新たな動きがあったと番組が伝えた。

北朝鮮の代表団が28日(2017年2月)、遺体引き渡しを求めマレーシア入りしたという。また現地メディアによると、マレーシア警察がマカオに住む金正男氏の第三夫人を捜査対象として追っていると報じた。

マレーシア入りした北朝鮮代表団の李東日・前北朝鮮国連次席大使は、代表団の目的について「人道問題を解決することだ。問題の一つは13日に空港で死亡した北朝鮮国民の遺体の引き渡しだ」と話した。

また、もう一つの目的として、拘束されている北朝鮮のリ・ジョンチョル容疑者(46)の釈放についても求めるという。リ・ジョンチョル容疑者の拘束期限は3日まで。マレーシア警察のその後の対応が注目される。

第三夫人は監視役から親密関係に発展

一方、現地メディアが報じた捜査当局が追っているという金正男氏の第三夫人は、ソ・ヨンラさん(41)で、元は北朝鮮工作員。平壌音楽大学で学んだ後、高麗航空の客室乗務員だった。その後、北朝鮮から金正男氏監視のためにマカオに派遣されたが、金正男氏と親密な関係になり第三夫人としてマカオで生活していた。

金正男氏には、北京に住む第一夫人のシン・ジョンヒさんと息子のキム・クムソル氏やマカオにいる第二夫人のイ・ヘギョンさんと息子のキム・ハンリル氏、娘のキム・ソルヒさんがいる。

誰が漏らした滞在スケジュール

ただ、伝えた森本さやかアナによると、「マレーシア警察が第三夫人を追っているという情報もあれば、追っていないという否定の情報もあり錯綜している」という。

今回の金正男殺害には、金正男氏のマレーシアの滞在スケジュールについて事前の把握が不可欠で、暗殺グループは事前に情報を得ていたとみられている。マレーシア警察が追っているとすれば、ソ・ヨンラ第三夫人が漏らした可能性が高いとみているからだろう。