雪と氷の祭典、2017冬季アジア札幌大会が閉幕した。日本のメダル数は金が27個、銀が21個、銅が26個の計74個で過去最多となったが、競技結果のみならず、運営面でも大成功だったようだ。中国メディアの騰訊網は27日、今大会から学べる点について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 雪と氷の祭典、2017冬季アジア札幌大会が閉幕した。日本のメダル数は金が27個、銀が21個、銅が26個の計74個で過去最多となったが、競技結果のみならず、運営面でも大成功だったようだ。中国メディアの騰訊網は27日、今大会から学べる点について紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、今大会では日本の特色である「2次元」を上手に活用したと称賛。たとえば、世界的に有名なバーチャルアイドルである初音ミクの派生キャラクター、雪ミクのポスターで外国人客を空港の到着口で迎える演出があった。記事は、世界からの客を迎えるうえで、世界的な人気者であるミクを起用したことを高く評価した。

 記事が称賛した別の点は、一期一会をモットーにした「おもてなし」だ。取材時にボランティアが白い恋人などの北海道名産を差し入れてくれたエピソードを紹介。無償で生き生きと働くボランティアが今大会を支えたと評価した。

 今大会では、32の国や地域から選手ら2000人近くが、さらにメディア関係者は1000人以上も訪日したが、組織委員会はわずか100名だったことからも、約4600人のボランティアがいかに重要だったかがわかると指摘。また、会場とホテルをつなぐ交通も利便性が高いうえに時間もかからず、「コンパクトさ」を売りにした大会が好評で、こうした客の目線に立ったおもてなしは日本の茶道用語である「一期一会」を体現していると感じたという。

 ほかにも、予算は招致時よりも8割ほど多くなったが、組織委員会は積極的に収入確保に努力し、18社のスポンサーを獲得したほか、公式マスコットのエゾモン関連グッズなどオフィシャルグッズなどの販売を強化。その一方で日本の良さである「節約」に努力しで無駄を省いたと、その合理性を高く評価した。

 2026年の冬季五輪招致にも名乗りを上げている札幌市。過去の五輪開催の経験に加えて今回のアジア大会の成功は、大きなアピールとなり自信となったのではないだろうか。ぜひとも五輪招致成功に期待したい。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)