ソニーはカメラなどの製品だけでなく、こうした機器に不可欠なCMOSセンサーの有力メーカーの一つとなっているが、昨年初めに発生した熊本地震により、同社のデジタルカメラや監視カメラ向けのイメージセンサー及びディスプレイデバイスの基幹工場である熊本テックが大きな影響を受け、生産に支障をきたした。

すでに昨年秋ごろにはフル稼働を果たしたとしているが、自社を含めこの工場からデバイスの供給を受けて製品を作っているメーカーの商品開発に少なからず影響があったと思われる。それが原因かはともかく、昨年末に発売された新製品α6500やα99 IIといったカメラを中心にレンズの新製品を出品していた。

デジタル一眼レフカメラのフラッグシップモデルとなるα99 II。Super 35mmおよびフルサイズ領域での4K動画記録にも対応。最大60倍までの早回し撮影と最大5倍までの遅回し撮影が可能な「スロー&クイックモーション」やピクチャープロファイル、ガンマ表示アシスト機能などを装備しているデジタル一眼α6500は、幅広いダイナミックレンジでの撮影を可能にするS-Log3、S-Log2ガンマを搭載しているほか、ピクチャープロファイルやタイムコード、HDMIクリア出力をはじめ、S-Log収録時にモニタリングしやすいガンマ表示アシスト機能や露出合わせがしやすいゼブラ機能を搭載。また、撮影フレームレートを1fpsから120fpsまでの8段階から選択でき、最大60倍までのクイックモーションと最大5倍までのスローモーションを最大50MbpsのフルHDで記録可能

また、2月に映画芸術科学アカデミー(Academy of Motion Picture Arts and Sciences:AMPAS)より2017年の科学技術賞にCineAlta F65が受賞したことから、ブース前面には受賞したCineAlta F65のほか、関連商品としてデジタルシネマカメラPXW-FS7およびα7Sが展示されていた。なお、新製品として出品されたレンズは、ぼけ味を特長とするGマスターの中望遠単焦点STFレンズFE 100mm F2.8 STF GM OSS、小型軽量の大口径中望遠単焦点レンズFE 85mm F1.8、APS-Cフォーマット対応の標準ズームレンズE PZ 18-110mm F4 G OSSの3本。

映画芸術科学アカデミーの2017年科学技術賞受賞のCineAlta F65。ちなみにソニーは業務用有機ELマスターモニターの開発に携わった社員4名が2015年にも科学技術賞を受賞しているGマスターの中望遠単焦点STFレンズFE 100mm F2.8 STF GM OSS。ぼけ味にこだわったSTF(Smooth Trans Focus)レンズで、レンズ内部に中心部の透過率は高く、周辺部に向かって透過率が低くなるAPDフィルターが組み込まれているFE 100mm F2.8 STF GM OSSは同心円状にグラデーションとなっているNDフィルターのようなAPDフィルターが組み込まれている。このため実質的な明るさはF2.8ではなくF5.6ほどになるデジタルシネマカメラPXW-FS7。ハンズオンのコーナーには業務用のカメラもあり、PXW-FS5なども出展

ソニー 360°全天球動画

RICOH THETA Sで撮影した360°全天球動画です。視点変更機能を利用するにはPC版Google ChromeブラウザおよびiOS/Android版YouTubeアプリが必要です。(アプリ起動はこちら)